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熊谷・江南地域でゲンジボタル飛び始める 鑑賞案内所やほたる祭も

江南ほたる祭には地元小学生手作りのキャンドルが足元を照らす

江南ほたる祭には地元小学生手作りのキャンドルが足元を照らす

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 熊谷市江南地区で5月25日、自生するゲンジボタルが飛び交う姿が確認された。発生状況の確認はNPO法人熊谷市ほたるを保護する会。

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 同地域では毎年5月下旬からゲンジボタルが自生しはじめ、6月中旬ごろまで鑑賞できる。期間中はホタル鑑賞案内所が開設され、「ゲンジボタルのことをもっと知ってもらおう」「用水路や里山の美しい自然を感じてもらおう」「環境保全の大切さを知ってもらおう」と、同NPO会員が来場者に観賞ガイドを行っている。

 同NPOは自然発生しているゲンジボタルを保護し子どもたちにつないでいくため、市民らと一体になって環境保全を図る活動を行っている。時期になると「たけのこ掘り」を企画して竹林を整備したり、用水路など周辺を「ビオトープ」へ整備したりと「熊谷市ホタルの保護に関する条例」に基づき、通年にわたり活動する。

 同市商工会江南支所の松本芳貴さんは「自生しているゲンジボタルなので『いつ何匹見られる』と確約はできないが、去年も日に100匹以上確認されていた」と話す。

 6月3日には「江南ほたる祭」が開かれ、市内外から1万人以上の来場が見込まれる。用水路沿いに並んだ地域の小学生が描くキャンドルと、ホタルが放つ光との融合が楽しめるという。

 松本さんは「静かに鑑賞したいなら祭り当日は避けた方がいい。暗くならないと飛び交わないので鑑賞時間は20時ごろからが狙い目」と呼び掛ける。「あたりがエメラルド色に染まる幻想的な雰囲気を楽しんで」とも。

 案内所の開設は6月18日まで。

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