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熊谷で「つながる防災ランド」 家族で防災・減災考えるきっかけに

警察、消防、自衛隊車両が並び、多くの家族連れでにぎわった

警察、消防、自衛隊車両が並び、多くの家族連れでにぎわった

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 第2回熊谷ジモト化プロジェクト「つながる防災ランド」が5月21日、ショッピングセンター「ティアラ21」「ニットーモール」前で行われた。主催は一般社団法人熊谷青年会議所。

消防車両(はしご車、救護車タンク車、支援車)が並ぶティアラ21前

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 家族や友人と防災減災を楽しく学びながら考えるきっかけを提供し、熊谷の「ヒト、コト、モノ」を知り、地元に愛着を持ってもらおうと企画した同イベント。昨年は「わんぱく防災ランド」として行った。

 会場には、乗車体験や子どもが制服を着て記念撮影できる「働く車」展示をはじめ、火災の疑似体験や防災マップを作って学ぶ「防災学校」、公衆電話から災害ダイヤルへかける方法や災害時のガスの止め方、ハイブリッド車から給電する方法などを知る「ライフラインエリア」、ダンボールベットの展示、VR体験ができる「避難所体験ブース」、飲食や野菜の販売など26店が並ぶ「熊谷食堂エリア」を設けた。

 当日は開始直後から多くの親子連れが訪れ、中には3世代家族の姿もあった。白バイの乗車体験は長蛇の列でバイクにまたがって撮影していた親子から、「大満足」の声が上がっていた。「煙体験テント」を体験した女性は「白い煙で方向が分からなくなってしまい、前に進むのが困難だった。実際の火事を想像すると恐ろしい」と話していた。

 田代嘉昭青年会議所理事長は「たくさんの方に参加いただき、中心市街地ににぎわいを感じている。イベントを通じて私たちの活動を知ってもらうと共に熊谷への愛着を高めてもらえたら」と話す。石垣徹明実行委員長は「防災を考えながら地域へ関心を持ってもらいたい。行動制限がなくなり久しぶりに会えた人とつながりを深めてもらいたい」と話す。「『わんぱく防災ランド』の継続事業として2回目のイベントとなった。今後も地域に根付いた活動をしていく」とも。

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