
「前玉(さきたま)神社」(行田市埼玉)が2月21日から、ネコの日(2月22日)にちなんだ特別限定御朱印を頒布している。
埼玉県名発祥の地とされる「さきたま古墳群」にある高さ8.7メートル、周囲約92メートルの浅間塚の上に社殿が建つ同神社。境内に住むネコをモチーフにした「猫の御朱印」で知られ、年に一度のネコの日(2月22日)は「ニャンニャンニャン」の語呂にちなみネコが勢ぞろいする「特別限定御朱印」を頒布している。
田島和文宮司によると、現在神社が確認しているネコは6匹。人懐っこい「きなこDX」(推定15~16歳)、澄ました美人の三毛猫「さくら」(推定10歳)、気まぐれな「ミント」(推定14歳)、新しく加わった「てん」(1歳)。以前いた「ガガ」は2、3年前に姿を消し、代わりに森の中で保護された「くるみ」「ダンダン」(以上、推定3歳)が境内をすみかにするネコの仲間となっている。
頒布する御朱印は「前玉神社」と「浅間神社」の2枚。両御朱印には、力強い筆文字を囲むようにネコのスタンプが3カ所に押されている。スタンプ内容はそれぞれ、前玉神社御朱印=国宝「金錯銘鉄剣(きんさくめいてっけん)」を持つさくら、忍城の傍らに立つきなこDX、ハニワと同じポーズのミント、浅間神社御朱印=、古代蓮の葉っぱを日傘にするくるみ、古墳を背景にするダンダン、行田足袋から顔を出すてん。御朱印のデザインには、ネコだけでなく、行田市の観光名所や特産品をモチーフにしたイラストも取り入れた。
限定御朱印は2月25日までは神社で直接頒布を行うほか、26日まで郵送頒布も受け付けている。郵送頒布は3月3日以降。初穂料は、直接頒布=前玉神社と浅間神社の2枚1セットで1,200円。郵送頒布=2枚1セット1,800円(郵送手数料込み)。
田島宮司は「境内でネコと触れ合うことで難しい表情をしていた人も自然と笑顔になる。社殿で手を合わせネコに癒やされることで、また新たな活力を得ていただけたら」と話す。
社務受付時間は9時~16時。(12時~13時休止)。