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深谷市役所で市民協働の活動展示 互いに交流、「草」デザイン効果も

「草」チラシとパネル展示を紹介する職員ら

「草」チラシとパネル展示を紹介する職員ら

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 深谷市役所1階多目的ホール北側で現在、地域の企業や団体が市と協働する「市民協働事業」の活動展示が行われている。

展示に見入るふっかちゃん

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 2024年度の「市民協働事業提案制度」の活用事例を紹介するパネル展示。年度末に合わせて多くの市民に見てもらうおうと2023年度から行っている。今回は、市内の保育園や認定こども園、小中学校の除草作業など、2024年度に行った10件について、市内企業が参加した作業の様子を展示し、その企業や団体を紹介、参加者の感想も添える。フロアの一角では、作業中を映した動画も上映している。

 提案制度は2014(平成26)年度に始まった。「学校の環境整備」「花のまちづくり」「地域パトロール」「出前授業」など、市が募集するテーマに合わせて市民団体や企業の知識・経験を生かした提案を募り市と協働してもらう。

 市協働推進課の田中麗奈さんは「特に学校や幼稚園、保育園からのニーズが大きいのは除草作業。2023年度からチラシのデザインを刷新し、大きく『草』の文字と『子どもたちのために、刈りませんか?』とメッセージを書くなど除草作業をメインテーマに据えて募集したところ、企業とのマッチングが増加した」と話す。

 同課係長の田中信江さんは「除草作業は、たいてい夏休みで厳しい暑さの頃。参加企業や団体の皆さんは、大汗をかきながら子どもたちのために作業してくれた。学校を懐かしいと感じてくれる卒業生や卒業生の親もいた。企業と地域の学校や施設が交流する機会はなかなかないが、協働することでよりお互いを知り地域を好きになってもらうことが地域活性化につながれば」と話す。

 開催時間は8時~21時。3月16日まで。

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