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熊谷で「若者のための街の保健室」 性の正しい知識理解を、来月も開催へ

手作りボードで来場を呼びかける高橋幸子さん。昨年12月、1月に続き3回目。今後も定期開催を目指している

手作りボードで来場を呼びかける高橋幸子さん。昨年12月、1月に続き3回目。今後も定期開催を目指している

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 「若者のための街の保健室 たんぽぽユースクリニック」が3月1日、熊谷駅ビルのショッピングモール「アズ熊谷」にあるレンタルスペース「熊谷さくら座」(熊谷市筑波)で開かれた。主催は一般社団彩の国思春期研究会。

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 「たんぽぽユースクリニック」は若者が性やからだ、こころのことを予約なし、無料、匿名で気軽に専門家に相談できる機会。産婦人科医・保健師・助産師・看護師・薬剤師など専門的知識を持った同研究会の会員がボランティアで対応している。

 代表理事で産婦人科医の高橋幸子さんは「子どもたちが性について知りたいと思った時、インターネットやアダルトコンテンツなどのゆがんだ情報に絡め取られてしまう前に、自分や周りの人を大切にするための科学的な知識や選択肢を身に付けてほしい」と話す。

 当日は、性に関する本や最新の生理用品、避妊具などを展示。展示品の使い方を学べるコーナーも設けた。会場内のモニターでは、性の悩みなどクイズ形式で紹介する動画も視聴できる。大人27人と思春期世代の若者を含む子ども9人が来場。展示について質問する女性やテーブル席で絵本を読む親子、ワークショップで小物入れを作る若者の姿が見られた。来場した女性は「子宮頸(けい)がんワクチン全3回分の接種を公費で受けられる条件などが分かり、来てよかった」と話す。

 次回は4月12日(12時~16時)に開催する。同社団理事の木村環さんは「来るのが恥ずかしいと感じる人もいるかもしれないため明るく楽しい雰囲気づくりを心がけている」と話す。

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