岡部西小の6年生児童32人が2月27日、坂田自動車工業(深谷市山河)で「自動車整備の魅力を学ぶ特別授業 」を受けた。
専用ボードに異なる形状のネジやボルトを工具で取り付けていく課題に挑戦した「ボルトナットの締め付け体験」
運輸業界との接点を持つことで、自動車整備の役割や自動運転技術への理解を深め、将来のキャリア選択の参考にする機会を提供しよう企画。同授業には、職業体験の受け入れ経験のある坂田自動車工業、関東運輸局埼玉運輸支局が協力した。
児童たちはこの日、「大型トラックの点検整備」「ボルトナットの締め付け体験」「小型自動車の点検整備」を体験。普段は見ることのできない整備工場の現場に触れた。
「ボルトナットの締め付け体験」では、専用ボードに異なる形状のネジやボルトを工具で取り付けていく課題に挑戦。初めは難しそうに手を動かしていた児童も、1人、2人と見よう見まねで組み立て始め、組み終えてランプ点灯するとグループ内でワッと拍手が起こっていた。自動車整備の仕事に興味を示した男子児童は「はめるのが結構難しくて、ボルトをまっすぐ締めるのがとても難しかった。できた時には達成感があってうれしかった」と話していた。
児童からは「大型車のタイヤはなぜ後方に二つあるのか」「大型車と小型車では、どちらの整備が大変か」といった質問が相次いだ。「細かい部品をどうやって覚えているのか」「塗装も同じ工場で行うのか」など、仕事の広がりに関心を寄せる姿が見られた。
浅見貴之校長は「児童らは以前、自動車工場の見学に行っているが、今日のように間近で、地域の方が実際に働いている姿を見る機会は少ないので、非常に貴重な体験になった」と話す。
関東運輸局埼玉支局長の高久浩一さんは同授業で、運輸関連の仕事で担い手不足が課題となっている現状に触れ、「車がなければ運ぶ仕事は成り立たず、整備士がいなければ野菜もバスも届かない。自動運転になっても、車を直す人がいなければ走れない」と児童たちに自動車整備人材の重要性を伝えた。