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深谷の七ツ梅酒造跡で「みんなの鯉のぼりプロジェクト

七ツ梅酒造跡。敷地内の店「からんころん洞」「須方書店」「鬼瓦工房鬼義」「フクフル食堂」が中心となってプロジェクトを進めている

七ツ梅酒造跡。敷地内の店「からんころん洞」「須方書店」「鬼瓦工房鬼義」「フクフル食堂」が中心となってプロジェクトを進めている

 七ツ梅酒造跡(深谷市深谷町)で4月1日、「みんなの鯉のぼりプロジェクト」が始まった。

東蔵のホールに飾った鯉のぼり(建物外から撮影可)

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 家庭で飾らなくなった「鯉のぼり」を歴史的建物群の敷地内に飾る同プロジェクト。

 企画発案者は、七ツ梅酒造跡の敷地内で雑貨店「からんころん洞」を経営する鎮西やよいさん。敷地内のテナントが月1回集まる「店子会」で企画提案し、賛同する店が協力した。鎮西さんによると、昨年春、子どもが成長して不要になった自宅のこいのぼりを処分した直後に、「捨てないで、飾ればよかった」と強く後悔したことが出発点になったという。「処分したくてもできない家庭は多いはず。寄付してもらってここで飾れたらと思った」と話す。

 昨年12月から今年3月末にSNSと商店街で、飾らなくなったこいのぼり寄付を呼びかけたところ、予想を超える本数のこいのぼりが飾りきれないほど集まった。寄付されたこいのぼりは、長さ8メートル以上の巨大なマゴイや、手描きの家紋が入った吹き流しなど、代々受け継がれてきたと思われる物もあるという。敷地中心部の東蔵と中庭、須方書店前の3カ所を中心に飾る。

 江戸時代創業の酒蔵だった七ツ梅酒造跡は、映画・ドラマのロケ地としても利用されている。鎮西さんは「現在約10店が入居し、県外から客が訪れる人気店もある一方で、近郊の住民には知られていない寂しい場所という認知度の低さが課題」と話す。

 「実際に飾ってみると、この七ツ梅酒造跡とこいのぼりの相性は予想以上で、映画鑑賞のついでに立ち寄った来場者が足を止めて写真を撮っている姿を見る。好評だと思う。この歴史的な建物をみんなに知ってもらい、ちゃんとした観光地にしたい」と鎮西さん。「鯉のぼりプロジェクトは今後も毎年継続し、引き続き募っていく」とも。

 5月10日まで。入場無料。

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