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熊谷の母めし食堂「のうカフェ」がドレッシング開発 地元サツマイモ農家とコラボ

出来上がったサンプルを手にする小林さん

出来上がったサンプルを手にする小林さん

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 熊谷市の母めし食堂「のうカフェ」が現在、地元野菜を使ったドレッシングの販売に向け商品を開発している。

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 店主の小林由紀子さんは野菜ソムリエの資格を持ち、地域食材のおいしさを伝え野菜摂取を応援したいと考案したドレッシング「熊ドレめぬまネギ味」を商品化し、現在市内外で販売している。

 第2弾となる今回の素材は「サツマイモ」。熊谷産の「安納いも」使う。小林さんは「厳密にアレルギー対応でなくても、なるべく卵製品を摂取したくないという人もいるので、以前からマヨネーズの代わりになるようなドレッシングを作れないかと考えていた。サツマイモのペーストを使えば実現できる」と意気込む。

 サツマイモペーストは同市のサツマイモ専門農家によるサツマイモ専門店「芋屋TATA」のもの。店主が地元産サツマイモの魅力を広めようと、周辺の飲食店や製造元にペーストを提供している。

 「サツマイモの特長を生かした、子どもにも食べやすい味を目標にしている」と小林さん。ドレッシングの酸味に負けない甘味とうま味を引き出すことを第一に試行錯誤してきたという。「一番の難関は市販のドレッシングよりもかなり高い比率でサツマイモをなど配合しているため、乳化させるのが難しいこと。材料の割合を変えながらサンプルが出来上がった」と話す。

 サンプルとしてプレーン、プレーン+香辛料(マスタード)、プレミアム(サツマイモ量がプレーンの1.5倍)の3種類を用意。同店で9月15日から店内試食アンケートを行い、感想を聞きながら利用者の意見を取り入れたいという。

 「市場調査を兼ねた試食アンケートでは、いつも利用してくださるお客さまの意見を聞きたい。地元や地元野菜を一緒に盛り上げていけたら」と話す。「11月中旬に開催される芋屋TATA主催サツマイモイベント『熊旬』に参加する予定なので、それまでに納得のいく味にしたい」とも。

 営業時間は11時~17時。日曜、月曜、祝日定休

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