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新一万円札の顔「渋沢栄一」が最中に 地元菓子店が話題づくり

渋沢栄一最中の詰め合わせ(上げ底なし)

渋沢栄一最中の詰め合わせ(上げ底なし)

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 深谷市の菓子店「西倉西間堂」(深谷市岡、TEL 048-585-2432)は現在、新一万円札の肖像となる同市出身の実業家「渋沢栄一」の顔を描いた「渋沢栄一最中」を販売している。

渋沢栄一の顔が描かれた最中

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 同店は1967(昭和42)年創業の老舗和菓子店。「お客さまお一人、お一人から笑顔を頂戴できますように」との思いを込め、同市ゆるキャラ「ふっかちゃん」の商品や地元名産「深谷ねぎ」「とうもろこし美来」などを使い、地元ならではの商品を開発販売する。

 深谷出身の偉人「日本資本主義の父」と言われる渋沢栄一翁が、新一万円札の「顔」になると発表されたのは今年4月。発表後すぐにフードプリンターで渋沢の顔を描いた同商品を発売、新元号「令和」をプリントした最中と共に口コミで話題になった。ゴールデンウイークごろから問い合わせ増え続け、手土産やお中元など地元企業や県内外から数百単位で注文があったという。

 店長の西倉信明さんは「地元の土産に買って行かれる市内の方や、遠方から電話注文いただいたお客さまも、『話が弾む』と喜んでくださったようだった」と話す。

 「明治維新政府で円の導入など金融政策に携わった渋沢は紙幣の顔としてふさわしいということでしょう」と西倉さん。「新時代を迎え良い時代になることを願い、歴史に思いをはせつつ滋味あふれる甘さをご堪能いただきたい。お菓子を通して深谷の魅力を伝えられれば」と笑顔を見せる。

 価格は1個220円。営業時間は8時30分~19時。水曜定休。

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