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深谷にコーヒー焙煎工場兼カフェ 県内唯一の焙煎機使い、コーヒーのある日常提案

豆の良さを最大限に引き出したいと話す五十嵐さん

豆の良さを最大限に引き出したいと話す五十嵐さん

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 深谷市の七ツ梅酒造跡地内に「50 COFFEE & ROASTERY(フィフティコーヒーアンドロースタリー)」(深谷市深谷町、TEL 048-577-4253)がリニューアルオープンして3カ月がたった。

焙煎機が鎮座する趣きのある店内

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 江戸時代から続いた酒造所「七ツ梅酒造」の跡地一角に「IGARASHI COFFEE」として週末のみ営業していた同店。市内のエスプレッソカフェ「LOTUS Cafe(ロータスカフェ)」の系列店で、スペシャルティコーヒーの焙煎(ばいせん)工場兼カフェ「50 COFFEE & ROASTERY」としてリニューアルオープンした。

 イタリアと日本で公認バリスタの資格を持つ店主の五十嵐智さんは「焙煎機のための場所が必要だった」と話す。高さ3メートルで、全てデータ管理できる焙煎機「Loring Smart Roaster」の導入によって作業性が上がり、表現したい味を如実に出すことができるようになったという。最新の焙煎機で、現在県内で取り扱っているのは同店のみ。

 メニューは豆の販売(100グラム800円~)、フレンチプレス(550円)、エスプレッソ(シングル、290円)など、ナチュラルタイプ、ウォッシュドタイプなど精製方法、農園ごとに常時6種類以上用意。席数はテーブル8席。五十嵐さんはカウンター前に立ち、豆の説明やコーヒー農園の話、飲み方の提案をしながら、コーヒーのある日常の楽しみ方を広める。

 五十嵐さんは「コーヒー農園の人たちが大切に育てた豆の味をそのまま伝えたい。豆の違いや抽出した温度による味と香りの変化、実は砂糖を加えると味の輪郭がはっきりすることなど、楽しみ方はさまざまある」と笑顔を見せる。「豆が良ければドリップではなくフレンチプレスで抽出するのがお勧め。15グラムのひいた豆と350シーシーのお湯を入れ3~4分たったら上からプレスするだけでいい。難しく考えず気軽にコーヒーを飲んでほしい」とも。

 営業時間は11時~16時。月曜・火曜定休。

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