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熊谷のイラストレーターらが「偉人対戦双六」開発 偉人に興味を持つきっかけに

偉人対すごろくを手にするイラストレーターのタバタサトコさん

偉人対すごろくを手にするイラストレーターのタバタサトコさん

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 熊谷や県北を拠点に活動するイラストレーターのタバタサトコさんらが5月14日、すごろくとカードバトルを合わせたカードゲーム「偉人対戦双六(すごろく)」の販売を始めた。

偉人大戦双六のポスター

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 同ゲームは「奪われた宝物」を取り戻すため、城の天守閣にいる「ボス」を目指し、「偉人カード」を集めながらコマを進めていくというもの。道中ライバル同士でバトルが勃発し、「偉人カード」を奪い奪われながら進む。

 タバタさんは、フリーのイラストレーターとして活動する傍らアプリやゲーム制作にも積極的に携わる。今回はプランナー、シナリオライターとチームを組んで制作し、タバタさんはイラスト・デザイン全般を担当した。

 企画から完成まで約1年、ルールやマップ改善のために「連日連夜、試遊したことが印象深い」と振り返るタバタさん。同市内にある学童保育施設に置いてもらい、子どもたちに遊んでもらうなどしてさまざまな意見を聞きながら改善に取り組んだ。

 タバタさんは「初めてのアナログゲーム制作で苦戦することも多かったが、以前からゲーム制作には興味があり、キャラクターデザインをやってみたいと思っていたので、とても良い経験となった」と話す。「子ども向けゲームなので、小さなお子さまにも気に入ってもらえるような、かっこよくてかわいいキャラクターを目指した」とも。

 同日、東京ビックサイトで行われたゲームマーケットに出展。会場中は試遊の列が絶えなかったという。タバタさんは「来場者は大人が目立ったが、低学年の子どもにもルールがすぐに受け入れられたことがうれしい」と話す。「実際に子どもが遊んだことで、つまずきやすいポイントなどが分かった。改善してさらに楽しめるゲームにしていきたい」とも。

 価格は3,500円(税抜)。オフィシャルウェブサイトで販売する。

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