道の駅おかべ(深谷市岡、TEL 048-585-5001)が6月11日・12日、ひょうの被害に遭ったトウモロコシなどを販売する農家応援イベント「ガンバルベ フカヤサイ!」を行う。
6月2日夕方、関東各地は上空に流れ込んだ寒気の影響で大気が不安定な状態が続き、ひょうや大雨、強風に見舞われた。熊谷市・深谷市など県北エリアも車に傷が付いたり窓ガラスが割れたり、農作物は倒れたり葉が落ちたり身が傷付いたりと、さまざまな被害に遭った。
深谷市特産の「とうもろこし味来」は6月~8月が旬のトウモロコシ。糖度が高く、生でも食べることができ、加熱することでより甘みが増すという。ひょうの被害で正規品として販売できなくなったことを受け、道の駅おかべは1日から開催中だった「とうもろこしフェア」を急きょ中止。ギフト注文などを停止し、「訳あり品」を買い取り販売する農家応援イベント「ガンバルベ フカヤサイ!」に変更した。
販売するのは、強風やひょうの影響で身がつぶれてしまった「とうもろこし味来」(1箱1,000円=12~16本)と「焼きとうもろこし味来」(1本200円)。数量限定で販売し、併設する農産物直売所でも入荷があればバラで販売する予定。
道の駅おかべの坂本大成さんは「少し身がつぶれていても味は変わらずおいしい。この時期を楽しみにしてくれているお客さまも多い。多くの人に食べてもらえたら」と話す。
同道の駅では、チラシやSNSを使い「ガンバルべフカヤサイ」のメッセージを添えて、「ふかややさい雹害(ひょうがい)応援」を拡散。坂本さんは「出荷直前のひょうによる被害で言葉にならない。トウモロコシ以外の農作物についても状況に応じて販売を応援していきたい」と意気込む。
販売開始は10時~。売り切れ次第終了。