関越自動車道・東松山IC近くにある子どもたちのためのエデュケーションファーム「比企の丘キッズガルテン」(比企郡滑川町福田)が、6月10日から梅の収穫体験販売を始めた。
「いのちと寄り添う、農園暮らしの学び舎(や)」として2012年に開園した同施設。牧場と農園の2つのエリアと自然豊かな環境の中、馬を理解し馬と語り合える仲になることを目的としたプログラム「エデュケーションホース事業」や、アスペルガーやADHDといった自閉症スペクトラムの子どもたちや引きこもりの子どもを対象に、馬に頼った暮らしのプログラム「ホースセラピー事業」、循環型牧場を目指し種まきや収穫体験も行う「農園事業」を展開する。
梅の収穫体験は、「ぷっくりした梅の実を自分の手で摘み取り大きさや香り重さを感じてもらおう」と毎年行っている恒例企画。自分で収穫した梅を1キロ500円で持ち帰ることができる。
現場責任者の小森夏子さんは「数に限りがあるが、熟す時期により青梅から完熟梅まで種類はさまざま。用途に合わせて好みのものを収穫してほしい」と話す。「馬たちが暮らす原っぱで、のびのび育った梅の木。完全無農薬無肥料なのでキズや汚れは多少あるのを了承いただければ」とも。
開園時間は9時~17時。要予約。完熟梅がなくなるまで。