「農業王国ふかやマルシェ モーモーフェア」が6月27日、深谷市役所(深谷市仲町)で開催された。
深谷市役所西側入り口、ピロティで、市の農畜産物をアピールするふっかちゃん
深谷市が定期開催している「農業王国ふかやマルシェ」は、地元の農畜産物をPRするイベント。6月の「牛乳月間」に合わせて、飼料や光熱費など生乳コストの高騰で経営が厳しい酪農家を応援しようと「モーモーフェア」を初開催した。牛乳や乳製品の消費拡大につなげる。
当日は深谷市役所東側のレンガコリドーと周辺に27店が出店し、市内の飲食店が牛乳やチーズなど乳製品を使ったメニューを提供。市役所西側入り口のピロティでは「ふっかちゃん牛乳」を販売。市内酪農家の生乳を使い深谷市イメージキャラクターの「ふっかちゃん」とウシのイラストを描いた昔ながらの牛乳瓶で提供した。瓶返却で50円を割り引き、会場内の2店以上で買い物した客はさらに50円を割り引く企画も用意し、500本が完売した。埼玉酪農業共同組合の井上拓治参与は「深谷市内のイベント限定で登場する『ふっかちゃん牛乳』はリピーターのファンが多い。今回は特に売れ行きが良く、予想以上だった」と話す。
会場には地元農家が野菜や切り花、深谷牛の販売をはじめ、服飾雑貨、ハンドドリップコーヒー、漬物専門店、キッチンカーも並んだ。「農業王国ふかや」のインスタグラムでモーモーフェアを知ったという市民は「コリドーで何かやっていると聞いていたが、来たのは初めて。ふっかちゃんにも会えたし、コーヒー牛乳もおいしかった」と笑顔を見せた。
「農業王国ふかやマルシェ」、次回は9月に予定している。