廃棄される花を活用したサステナブルフラワーアートが11月10日、ふかや花園プレミアム・アウトレット(深谷市花園)リリープラザに登場した。
開業1周年記念セール「1st Anniversary Sale」に合わせて企画した。廃棄される花=ロスフラワーの存在や廃棄花を再利用する活動を紹介する期間限定イベント。
場内リリープラザ入り口に設置したのは、直径2メートルを超える円形の大型花装飾「1st Anniversary Decoration 廃棄花に新たな息吹を吹き込んだアート」。日本サステナブルフラワー協会が制作した作品で、木製の土台にアイアンと発泡スチロールで下地を作り、廃棄花や生花、グリーンで装飾、カラフルな花や緑が目を引く。エリア内にはサステナブルフラワーを使ったオブジェや、土や水の中で放出されるエネルギーを利用して点灯するボールスタンドタイプのボタニカルライトを配置。自然と溶け込むアート作品を感じることができるという。来場者は大きなアート作品を前に立ち止まり、記念撮影をしたり、「どうやって作られているんだろう」とぐるりと一周回ってみたりしていた。
11日・12日は、サステナブルフラワーを使った「ポプリづくりワークショップ」が行われ、親子や3世代家族など、2日間で80人が参加。好きな花と香りを使い、世界に一つだけのポプリを作り持ち帰った。イベント「サステナブルフラワーフォトスポット&ワークショップ」を企画した「バンブック」の宇佐美和也さんは「深谷は野菜や花の生産地として有名。開業1周年記念に合わせて、自然を大事にする意識を高めようと企画した。生花店で売られている花は新鮮な期間がとても短い、ちょっとしおれてくると捨てられる。そういうロスフラワーを再利用する活動を知っていただけたら」と話す。「家族で来てお父さんと娘さんとかお孫さんとおばあちゃんとか一緒に作っている姿が印象的だった」とも。
展示は11月19日まで。