第20回全国小学生タグラグビー大会埼玉県予選大会が12月3日、熊谷ラグビー場西グラウンド(熊谷市下川上)で行われた。
開会式にはスクとマムも駆けつけ、協賛のホンダカーズ埼玉北から各チームへタグラグビーボールが進呈された
タグラグビーはラグビーからコンタクトを除いたスポーツ競技。1チーム5人で、ラグビーボールを手にパスしたり相手をかわしたりと駆け引きをしながら敵陣へと進みトライを目指す。全員が左右の腰に「タグベルト」を付け、タックルの替わりに相手のタグを取ることで攻撃を止める。タグを取られた選手は前進せずボールを離さなければならない。試合時間はハーフタイム1分を挟んで前後半5分。
当日は初出場を含む17チーム、小学4~6年生の135人の選手が参加。県ラグビーフットボール協会の新井均理事長は今年行われたラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会に触れ、「目標を掲げて日本代表のプライドをかけて素晴らしい試合を見せてくれた。皆さんも各チームまたは個人で目標があると思う。ラグビーもタグラグビーも一人でやるものではない。全員で協力して目標をかなえてほしい」とエールを送った。
試合は4つのリーグに分かれて総当たり戦を行い、各リーグの順位により決勝トーナメントが行われた。決勝トーナメントでは「東彩ARROWS春日部イーグル」が優勝、「川口RS☆Star・Girls」が準優勝した。3位の「春日部TRISEレッド」「タグラグビークラブ熊谷V」と合わせて上位4チームは来年1月に行われる中関東ブロック大会に臨む。
準決勝まで勝ち進み、延長戦で惜しくも3位となった「タグラグビークラブKUMAGAYA」のチームキャプテンの植竹愛莉さんは「上には上がいるって知っていたけど、改めて実感したので、今日の悔しさをばねにこれから頑張りたいと思う。今日の試合は、みんなでバスを回して最終的に相手のミスを見つけてトライすることができたのが良かった」と話す。廣瀬功コーチは「日頃の練習でミスしているところが試合でも出てしまった。ここからまた修正して1月の中関東大会にはいい成績を収められるように準備したい」と意気込む。
第20回全国小学生タグラグビー大会全国大会は来年2月24日・25日、熊谷ラグビー場Aグラウンドで開催予定。