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熊谷に小劇場「メロウシアター」 地元絵本作家の作品、舞台化へ

主宰のひさいしまいこさん。熊谷駅ビルAZ熊谷本館6階プレイスホールが会場となる

主宰のひさいしまいこさん。熊谷駅ビルAZ熊谷本館6階プレイスホールが会場となる

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 小劇場「メロウシアター」の初公演「プンドンカリーのくらべっこ」が3月31日、AZ熊谷本館6階プレイスホール(熊谷市筑波)で行われる。

稽古風景。埼玉にゆかりのある俳優陣が出演する

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 主宰は小劇場を中心に役者として活動し、コミュニティー放送局「FMクマガヤ」のパーソナリティーや司会、トークイベントのMCなどを務める熊谷出身の「ひさいしまいこ」さん。熊谷にエンターテインメントをと小劇場計画を立ち上げた。活動第一弾として、熊谷出身で行田在住の絵本作家でイラストレーターの「ゆざわひろゆき」さんに声をかけて絵本作品の舞台化に挑む。出演は、俳優の安達美和さん、宮下涼太さん、依田哲哉さん、怪談師の不二山えふさん。劇中歌はKAKKYさんが務める。

 ひさいしさんは「きっかけはサンリオピューロランドのミュージカルに魅せられたこと。子どもも大人も楽しんでもらえれば」と話す。「人気絵本作家のゆざわさんに思いを伝えたところ、即答で了承してもらった」とも。

 ゆざわさんは「絵本原作者として、ひさいしさんの手で舞台化し、子どもたちがどのように楽しんでくれるのか想像したらワクワクした」と話す。もともと介護職に就いていたゆざわさん。周りからの勧めでグラフィックデザイナーを学び、2017(平成29)年に行田のカフェで絵画個展を開催。2020年絵本作家デビュー。絵本「プンドンカリーのくらべっこ」は第4回絵本出版賞の奨励賞を受賞した。当日は隣接するカフェ・プレイスコーヒー内にて絵本やグッズの販売を予定している。

 ひさいしさんは「(小劇場の活動を)1回だけに限らず今後も継続していくのが夢。熊谷で役者を目指す人や音楽に携わる人、芸術家など沢山の出会いを通じて真新しい空間を作っていきたい」と話す。

 開演時間は、1部=11時、2部=14時、3部=17時。各回約30分。チケット料金は、大人=2,000円、小人=500円(ドリンク1杯付き)。座席は全て自由席。当日精算。チケットはメロウシアター予約専用フォームで申し込む。

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