創業の基礎知識を学ぶセミナー「創業塾」が9月21日、熊谷市立商工会館(熊谷市宮町)で開講される。
起業や独立開業を考えている人、開業して間もない人、事業アイデアはあるが起業に結び付かない人、後継者に決まっている人や第二創業を考えている人に向けた創業・起業の心構えやマーケティング、ビジネスプランの作り方などを支援するという同セミナー。毎週4日間の日程で、13講座を集中的に用意する。
カリキュラムは、創業・起業に必要な基礎知識をはじめ、財務や人材育成、販路開拓、事業計画書作成など。中小企業診断士や税理士、社会保険労務士、行政書士が講師を務める。先輩創業者がゲスト講師として登壇し実体験を伝える時間も設ける。
講師の一人で中小企業診断士の渡辺政之さんは「既に起業を考えている人から起業に漠然とした興味を持っている人まで幅広く参加してもらえる内容になっている。業種も飲食業、理美容業、建設業などに加え、今までどこにもなかったような業種を考えている人にも対応する。さまざまな方に来ていただけたら」と呼びかける。担当する創業計画書の作成講座については、「難しく感じるかもしれないが、頭の中にある思いを紙に書いてみるイメージで取り組んでもらえたら。一度紙に書いてみるとさまざまなことに気付くはず。楽しみにしてほしい」と話す。
1999(平成11)年度に始まり、昨年は40人が受講した。会場でのリアル受講のほか、セミナー当日の様子を後日配信する動画受講も可能。
受講料は5,500円(動画受講の場合は3,300円)。定員は30人。申し込みは熊谷商工会議所専用フォームなどで受け付ける。締め切りは9月18日。