熊谷の市民活動支援センター(熊谷市曙町)で8月1日、初めてでも楽しめる紙芝居リーダー養成講座「大人も子どもも紙芝居を楽しもう!」が開催される。主催は手づくりマイ紙芝居・紬(つむぎ)の会。
同講座は熊谷地域であまり取り組みのなかった紙芝居を広める目的で「紙芝居のリーダーを育成したい」と市内在住の安江秀彦さんが立ち上げた手づくりマイ紙芝居「紬の会」の活動の一つ。
同会は本年度「熊谷市民公益活動促進事業」として認定を受け、「熊谷地域の昔ばなし」「熊谷国際交流協会テキスト」「ムサシトミヨやホタルの保護」など、同地域独特の「紙芝居」を作成し発表しようと呼び掛けてきた。
安江さんは「紙芝居は今や子どもと大人、お年寄りが一緒になって楽しめる『分かりやすい日本の伝統文化』として脚光を浴びており急速に進展していると感じる。最近では日本語教育の一環として国際交流協会のテキストにも使われ、日本文化の一つとして海外の方に披露している」と話す。
講座当日は紙芝居作家の宮崎二美枝さんが講師を務め、参加者それぞれがオリジナル紙芝居の作成から発表までを行う。短時間で終わらない場合は後日フォローも行い、8月下旬には発表会を予定する。
安江さんは「今回初の試みとして小中学生の参加を募集している。夏休みの宿題で調べた事柄や実験などを発信する表現方法の一つとして取り組んでもらえたら」と話す。「やがては世界中から訪れるお客さまのおもてなしにも使い『紙芝居』で熊谷の文化を紹介する活動にも繋げていきたい」とも。
開催時間は10時~16時。参加費は、大人=700円、小人(小学生)=500円。対象は小学生以上で、定員は40人。当日は筆記用具、弁当持参。