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深谷にパン店「RITOPAN」 大人も子どもも夢中になれる店に

幼いころから過ごした地元深谷で開業した鈴木さん

幼いころから過ごした地元深谷で開業した鈴木さん

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 パン店「RITOPAN(リトパン)」(深谷市上柴町東、TEL 048-511-3671)がオープンして9月24日で1カ月がたった。

ハード系からブレッド類、デニッシュ類、菓子パン、惣菜パンなどが並ぶ

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 「大人も子どもも夢中になれる みんなのパン家」をコンセプトに掲げて、幼いころから深谷で育った鈴木隆士さんが開いた。店舗面積は約30坪。イートインスペース4席と、店内入り口に、「店を作るとき、一番に思いついた」という秘密の子ども部屋=キッズスペースを設ける。

 店内で焼き上げるパンは約70種類。中種製法で仕上げる「ミルキー食パン」、小麦粉、酵母、塩、水だけを使ったハード系、ブレッド類をはじめ、クロワッサンやデニッシュ類、クリームパン、ハニートーストなどの菓子パン、総菜パンなどを用意する。使う小麦粉は、埼玉県産「ハナマンテン」や北海道産「春よ恋」。鈴木さんは「材料にはこだわるが、あまり専門的にならず、オールマイティーに商品をそろえて、皆にフィットするような『町のパン屋』を目指している。いろいろ並んでいるパンの中から選ぶのは楽しい。入り口の扉を開けたら大人も童心に返ってわくわくするような店作りをしていきたい」と意気込む。

 鈴木さんは大学卒業後、ホテルマン、ウエディングプランナーとして、「お客さまにサービスを届ける仕事」に従事。独立を考え、「食を通じたサービスをしたい」とパン店の出店を目指し、修業を経て、今年8月にオープンさせた。

 オープンから1カ月がたち、朝早くスーツ姿で来店する客や親子客、毎日の食事にと食パンやバゲットをリピートする客もついた。鈴木さんは「オープンから予想以上の来店があり、製造が追いつかず迷惑をかけてしてしまったが、ようやく安定して営業できるようになった」と振り返る。「お客さまの反応を見ながらパンを作り、徐々に種類も増やしていきたい。地域の人たちに朝食やお昼に、おやつにとさまざまなシーンで気軽に来て、わくわく、うきうきしてもらえるような店になれれば」とも。

 営業時間は8時~16時。月曜・火曜定休。

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