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埼玉ワイルドナイツが神戸Sとの「伝統の一戦」に勝利 首位堅守

後半43分、山沢京平選手のトライ。試合終了間際のトライでチームはボーナスポイントを得た

後半43分、山沢京平選手のトライ。試合終了間際のトライでチームはボーナスポイントを得た

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 ジャパンラグビー・リーグワン ディビジョン1第10節が3月2日、熊谷ラグビー場(熊谷市上川上)で行われ、埼玉パナソニックワイルドナイツが46-32でコベルコ神戸スティーラーズに勝利した。観客数は7128人。

トライする丹治辰碩選手。今季初出場でトライを決めた

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 3月としては異例の21度まで気温が上昇した熊谷ラグビー場。モニターに映し出された「伝統の一戦」の文字通り、「三洋電機」「神戸製鋼」の時代から続く長年のライバル同士が激しくぶつかり合い、熱い戦いを繰り広げた。

 開始15分、ジャックコーネルセン選手が飛び込んで先制すると相手もトライ。5分後にはダミアン・デアレンデ選手のトライで逆転するも、自分たちのミスからペナルティーゴールを許し同点に。さらに点を重ねて相手にトライを許す展開。前半終了間際に丹治辰碩がトライして同点するも、40分過ぎ、相手の猛追で20-27とリードを許し前半を折り返す。

 後半も我慢の時間が続くワイルドナイツは粘り強く守り攻め続ける。後半17分、デアレンデ選手のトライに続いてヴィンス・アソ選手がトライ。コンバージョンも決めて逆転すると歓声はピークに。ワイルドナイツの流れは止まらず、ベン・ガンター選手、山沢京平選手もトライして46-32で勝利し、ボーナスポイントも獲得した。

 ホストゲーム限定日に配信されている、パナソニックのリアルタイム音声配信プラットフォーム「CHEERPHONE(チアホン)」を使った「Wild Knights Radio」にはこの日、金田瑛司選手とシュモック・オライオン選手が出演。リポートを梶伊織選手、MCをOBの髙安厚史さんが担当した。試合中、稲垣啓太選手が出演し、目の前で繰り広げられるスクラムの見どころを解説。ピッチを退いた直後の丹治選手にトライの瞬間について突撃インタビューする場面もあった。毎回聞いているというファンは「観戦の楽しみになっている。選手が直接、今行われている試合の内容を発信してくれる。どのメディアよりも早いし分かりやすい」と話していた。

 試合後に行われたイベント「プレあふたーないと」には、昨シーズンで選手を引退し、チーム広報を務めている内田啓介さんがスペシャルゲストで登場。4月から教師になる内田さんは、熊谷ラグビー場での広報活動の最終日だった。イベントでは事前に選ばれたファンが内田さんに質問し記念撮影する機会が設けられた。子どもからの「パスを受けてみたい」の声に笑顔でボールを受け渡す姿も見せ、集まった多くのファンに手を振り応えた。

 リーグワンは、1週間の休養期間を挟んで、後半戦第11節へ。ワイルドナイツはビジターゲームが続き、次回の熊谷ラグビー場でのホストゲームは4月5日、トヨタヴェルブリッツと対戦する。

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