
女子ラグビーワールドカップ(W杯)2025イングランド大会に出場した日本代表選手6人が9月18日、小林哲也熊谷市長を表敬訪問した。
表敬訪問の様子。大会期間中は、1週間ごとに拠点を変えながらの遠征で、食事の調整など苦労もあったという
熊谷市役所を訪れたのは、熊谷市を拠点とする女子ラグビーチーム「アルカス熊谷」所属の長田いろは選手、公家明日香選手、阿部恵選手、大塚朱紗選手、今釘小町選手、吉村乙華選手で、チームを運営するNPO法人の後藤素彦理事長と宮崎善幸副理事長も同席した。
日本代表は今大会、プール戦でアイルランド、ニュージーランド、スペインと対戦し、1勝2敗でプール敗退となったが、最終戦のスペイン戦は29-21で勝利した。アルカス熊谷の6選手全員がプール戦の全3試合に出場し、特に最終戦のスペイン戦では全員がスターティングメンバーとして活躍。日本代表はスペイン戦の逆転勝利により、プール戦で20年以上ぶりのW杯での勝利を収めた。
日本代表のキャプテンを務めた長田選手は「現地での応援、テレビの前での応援、そして地元熊谷でのパブリックビューイングと、女子ラグビーを盛り上げてもらって本当に感謝している。大会では目標としていたベスト8以上を達成できず非常に悔しい気持ちでいっぱいだったが、最後のスペイン戦では、3年間準備してきたことをしっかり出して、サクラフィフティーン(日本代表)らしいラグビーで勝利を収めることができた。これからの未来につながる1勝だったと思う。この経験をアルカス熊谷の活動に還元していきたい」と話した。
報告を受けた小林市長は「女子ラグビーの原点が熊谷であることを、今回のW杯でも発揮していただき、熊谷にとってもありがたい」と選手たちの健闘を称え、今後のさらなる活躍へ期待を寄せた。