ラーメン店「麺屋さとちゃん」(熊谷市今井、TEL 048-579-5300)が11月24日、オープン3周年を迎える。
熊谷市内のラーメン店で修業した河田諭さんが2022年に出店した同店。「約10年間、ほかの職業を経験しても、やっぱりラーメンが好きでラーメンの道に戻ってしまう。40歳後半になり、自分で店を出そうと腹を決めた」と振り返る。店舗面積は27坪。席数は、テーブル=6席、カウンター=8席。
メニューは、「正油(しょうゆ)らーめん」「塩らーめん」(以上850円)、「みそらーめん」、「つけ麺(しょうゆ、塩)」(以上950円)、「もつ煮」(480円)、自家製しょうゆダレで食べる「ぎょうざ」(230円~)など。
11月25日からオープン3周年を記念して新メニュー「さとちゃんラーメン」(900円)の販売を始める。酸味と辛さが特徴の酸辣湯麺(サンラータンメン)をアレンジしたもので、酢は酸味を強調するためではなくコクを出すために入れているという。「豚肉と野菜を載せ、かき卵でマイルドに仕上げた」とも。辛さは1~3、激辛の4段階を用意。期間限定で「旨辛もつ煮みそらーめん」(1,100円)の販売も行う。
同店のスープは豚、鶏ガラ、ゲンコツから取っただしをベースに、しょうゆ、塩、みその3タイプを用意する。麺は田野製麺(熊谷市)から仕入れ、しょうゆや塩には細ちぢれ麺、みそには中太ちぢれ麺を使う。スープとのバランスを見ながら味によって太さを変えており、チャーシューは5時間煮込んでやわらかくしてうまみを引き出しているという。「熱いものは熱く、冷たいものはしっかり冷やして、細部まで気を配り、整った盛り付けを心がけている」と河田さん。「昔ながらのラーメンを作りたかった。流行に流されない『普通』を極めたい。普通であることは実はとても難しい」とも。
オープン3周年を迎え、河田さんは「支えてくださる常連のお客さまにとても感謝している。いつかどこかで食べた昔ながらの味を追求していく中で、年配のお客さまから懐かしい味との声をいただいた時はうれしかった。奇をてらわず、当たり前のことを丁寧にやっていきたい」と笑顔を見せる。
営業時間は、11時~15時、17時~20時(日曜はランチのみ)。月曜定休。