「子ども大学ふかや」が7月25日から約1カ月にわたって開催され、8月30日に成果発表会が行われた。
「子ども大学」は、市や教育機関、地元企業やNPO法人が協働し、知的好奇心を刺激する実践的な学びの機会を提供する取り組み。深谷市では2012(平成24)年から開校し、埼玉県の「元気な地域を創造する子ども大学推進事業」の一環で展開する。
「はてな学」「生き方学」「ふるさと学」の3分野をテーマにした全6回のプログラム。深谷市の小学4~6年生37人が参加した。深谷市と市内の大学や団体から成る実行委員会が、普段の学校生活では味わえない多様な学びと交流の場を企画した。
埼玉工業大学では「みんなの理想のまちを作ろう!」をテーマに、まちづくりについて考察し、生成AIを活用して「まちのランドマークとなるキャラクター」を制作。アグリテック企業「レグミン」では、ドローンやロボットを使った農薬散布やロボットの組み立て現場を見学し、スマート農業の最前線を学んだ。
東都大学では、深谷赤十字病院の看護師らと共に「いのちと健康」について学習。AEDを使った救命処置や聴診器での心音確認、赤ちゃんの沐浴(もくよく)などを体験し、医療現場の仕事への理解を深めた。
このほか、埼玉西武ライオンズのライオンズベースボールアカデミーコーチから学ぶスポーツ体験や、深谷シネマと七ツ梅酒造跡での映写室見学・古着店の接客体験など、地域の魅力やさまざまな仕事を知る機会となった。
最終日の8月30日には埼玉工業大学で成果発表会と修了式が行われ、班ごとに夏休みの約1カ月を通して得た「学び」や「気付き」を発表した。参加した児童からは、「聴診器の音が大きくてびっくりした」「どうしたらお客さんに売れるかを考える経験ができてためになった」などの体験への感想や、「違う学校の子と仲良くなれて良かった」と交流機会の感想も上がった。今年から活動のほとんどで保護者見学が可能になり、「市内で初めての場所に来られて新鮮な体験をした」と親にも好評だったという。