熊谷のカフェ「ホシカワカフェ」が現在、「メルティングショコラとオレンジのパンケーキ」を季節限定で提供している。
2009年にオープンした同店は、当初からコーヒーと相性の良いパンケーキを提供してきた。「幼い頃、父が焼いてくれるパンケーキが好きだった」という店主の鈴木洋介さん。自らノルウェーまで生豆を買い付けに行き、丁寧に自家焙煎(ばいせん)するスペシャルティコーヒーを提供。国内外のコーヒーフェスティバルにはゲストバリスタとして呼ばれるほどの実力を持つ。
パンケーキ生地には同市妻沼産の全粒粉や、江南地区「おにっこハウス」から仕入れる卵など地元のものを使い、焼きたてにこだわる。鈴木さんは「20代で留学しホームシックになった時、パンケーキを焼きながら香ばしい匂いに家族を思い、ほっとした」と話す。
季節限定の同メニューは、オレンジピールとクーベルチュールチョコレートを3層に重ねたもの。同店のフレーバーコーヒーとも相性がいいという。
鈴木さんは「オレンジとチョコは最高の組み合わせ。秋冬に限定で出しているが、今年はスライスオレンジのチョコレートがけをプラスしてさらにぜいたくな一品に仕上げている」と話す。「焼きたて熱々の生地に、チョコとアイスがとろっと溶けるのがいい」とも。
週末には県外から訪れる客も多い同店。鈴木さんは「遠方からお越しいただく方もありがたいが、やはり地元熊谷の方にも利用してもらいたい。先日、市内の男子中学生が友人同士でパンケーキを食べに来てくれて、うれしかった」と話す。「星川沿いには駐車場がないと思われているが、店では5台分の駐車場を用意している。気軽に訪れてほしい」とも。
営業時間は11時~19時。月曜定休。同メニューの提供は来年1月31日まで。