熊谷の老人介護福祉施設「上川原んち」(熊谷市小島)で3月4日、野良猫・地域猫の写真展が開かれる。主催は動物愛護団体もひかん王国。
「一つでも多くの命を助け、動物と人とが幸せに暮らしていけるまちづくり」を目指し、保護・譲渡・地域猫のTNR(地域の野良猫を捕獲し・避妊手術を行い・元の場所に戻す)活動を中心に行う同団体。
地域猫を撮る写真家たちとつながりがあり、過酷な日常を送る野良猫のたくましさや愛らしさを伝えたいと写真展を開くことにした。同団体の活動に理解を示す老人介護福祉施設が会場を提供し、ロビーを開放する。
当日は譲渡会「第10回ニャンキー集会」を同時開催。参加可能な猫と「お見合い」することができ、相性や条件がそろえば2週間のお試し期間を経て譲渡の手続きへ進むという。
同団体の津戸絵理代表は「私たちは地域で協力し合い、『殺される命を産ませない』ことによって猫の殺処分を減らす努力をしている。写真展を通じて野良猫・地域猫の啓発につながれば」と来場を呼び掛ける。「風景の一部になっている野良猫の日々の苦労やたくましさを写真から感じてほしい」とも。
写真約40作品の展示、写真販売をはじめ、野良猫飼い猫、犬猫との生活で困っていることなど相談も受け付ける。
開催時間は10時~15時。入場無料。