日本一長い水管橋「荒川水管橋(すいかんきょう)」で5月20日、鴻巣市の「こうのす花まつり」に合わせて見学会が開催される。
水管橋とは水道管が川や鉄道などを横断するための橋のこと。同水管橋は行田浄水場で作った水道水を県北部地域などに送水している。通常立ち入ることはできないが、1968(昭和43)年の給水開始から50年を迎えた県営水道を多くの県民に知ってもらおうと、見学会を開く。
10時から30分置きに出発し、全長1101メートルの橋を歩いて渡り、復路はシャトルバスで戻ってくるコース(小学校4年生以上)と、途中で折り返す往復400メートルのコース(小学校1~3年生は保護者同伴)を用意。出発30分前までに現地で申し込む。
天気が良ければ秩父連山や群馬県の山々など360度の展望が楽しめるほか、水道水とミネラルウオーターの飲み比べや、県営水道事業を分かりやすく解説したパネル展示も行う。
水道企画課 企画・経営担当主幹の人見俊一さんは「高さ約10メートルの橋をゆっくり歩いて渡る見学会。橋の中ほどで水管橋の説明をしながら進む予定。埼玉県が行う水道事業を知ってもらうきっかけになれば」と話す。「前回の参加者からは『楽しかったと』『他の水道施設も見てみたい』という声があった」とも。
見学受付時間は9時30分~15時。事前申し込み不要で、参加無料。受付場所は同水管橋下に設置するテント(鴻巣市コスモスアリーナから土手上を徒歩10分程度)。