子育て応援イベント「ニューギョーダコレクション」が9月16日、行田市のさきたま古墳公園内さきたま広場(行田市佐間)で開催された。
「親子の時間がさらに楽しく笑顔であふれるように」との思いから、市民が有志を集め賛同する企業を募り、2015年から毎年開催している。今年で3回目。
会場には5つのエリアを設置。用意された子どもの古着や足袋を使い自由にコーディネートできる「ふるぎコレクション」や、11店舗が集まった飲食エリア「ママルシェ」、ハンドメード作家の展示販売、手形アートや竹とんぼ作り、金魚・メダカすくいなど体験型ワークショップもあった「ぎょうだcawaiiバザール」、足袋飛ばしや足袋合わせなど軽めのスポーツで遊びながら足袋と触れ合うゲームイベント「たびリンピック」など、個性あふれる企画でにぎわった。
「ボーン!ボーン!ボーン!ステージ」と題したステージイベントでは、キッズダンスとパフォーマンス集団「古墳ジャンベ隊」、忍城おもてなし甲冑(かっちゅう)隊が登場し会場を盛り上げた。一角にはおむつ替え・授乳エリアがあり、離乳前やトイレトレーニング前の親子にも好評だった。「ぎょうだcawaiiバザール」でヘアゴム作りを体験したという親子は「自分からやりたいと言い出し、くるみボタンのヘアゴムを作っていた。好きな布やゴムの色を選び、形になっていくのが楽しかったようだ」と話していた。
市内の保育所や幼稚園から提供協力を得た古着を使い、自分でコーディネートを考えるという「ふるぎコレクション」は、当日参加も含め12人の子どもがモデルとして参加したメインイベント。続いて行われた「ファッションショー」では、ステージ前のランウエーを歩いて自分のコーディネートをアピール。来場者は場内商品300円以上の購入で投票券の「こはぜ」を1枚手に入れ、気に入ったコーディネートへ投票。コンテスト優勝者には商品が進呈され、優勝した子どもは「うれしい、楽しかった」と笑顔を見せた。
実行委員長の二村涼さんは「昨年に比べ、出店店舗数も増え、古着コレクションではランウエーをしっかりウォーキングしてくれる参加者が多く、見応えのあるファッションショーになったと思う。古着を着こなし、カメラに向かって堂々とポーズを決めていたのには驚いた。市内の保育所や幼稚園、多くの方に協力を得て実現したイベント。皆さんに感謝したい」と話した。