熊谷市で11月10日・11日、「全国ご当地うどんサミットin熊谷」が開催される。
熊谷スポーツ文化村くまぴあ(熊谷市原島)では10月21日、訪日外国人旅行者に向けたおもてなし事業の一環としてNPO「AEA」(熊谷市宮本町)が主体となり、地元の子どもたちが「うどんの打ち方」を英語で伝えるイベントを行うための準備として、アクティブラーニング(実践型学習)を行った。
うどんサミットが熊谷市で開催されるのは今年で2回目。昨年も子どもたちがうどんの打ち方を外国人に英語で伝えるイベントを行った。同NPOの赤井さんによると、参加者の口コミで今年は昨年の2倍に当たる約80人の外国人が参加するという。
アクティブラーニング会場ではこの日、当日参加する子どもと保護者ら計70人が集まり、熊谷市内で製麺所やうどん店を展開する「タカヒロフーズ」の田野隆広社長を招いた勉強会が開かれた。講師の田野さんが日本語で打ち方を話すと、AEAスタッフが英語で同時通訳を行った。参加した子どもたちは、両言語を聞き取ろうと真剣な表情で学習に取り組み、最後は自分でうどんをパックに入れて持ち帰った。
同NPOの赤井由紀子さんは「うどんサミットで行ううどん打ち体験を通じて、参加する市内の子どもたちに、うどん打ち文化と外国の方へのおもてなしの心を伝えたい。子どもたちが大きくなってもこの日のことを思い出してくれたらうれしい」と話す。