JR熊谷駅近くに10月23日、「熊谷の魅力 伝えます・届けます」をテーマに熊谷の土産物販売とうどん打ち体験ができる施設「よりみち屋」(熊谷市筑波、TEL 048-577-7545)がオープンした。
古民家風の店内では、埼玉銘菓「五家宝」や熊谷うどん、母めし食堂のうカフェの「ねぎドレッシング」など同市のお土産品=熊谷産品(くまがやさんぴん)の販売、熊谷うどんランチBOXとわらび餅とほうじ茶のテークアウト販売、「コト体験施設」として2日前までの申込で「熊谷うどん打ち体験」ができる。
「熊谷の土産品を紹介することで、熊谷や店に興味を持ってもらい、取り扱う商品の実店舗へ足を伸ばしてもらえたら」と話すのは店長の伊与久貴博さん。「オープンから間もないが『駅周辺に実店舗がないお店の商品が購入できてうれしい』との声もいただいた」と話す。
テークアウトの飲食販売は熊谷産小麦100パーセント使用した「熊谷うどんランチBOX」(600円)と食べるほうじ茶、飲むほうじ茶をコンセプトにした「ほうじ茶わらび餅セット」(450円)。店内にイートインスペース(8席)もあり手軽に食べることもできる。
熊谷うどんランチBOXのうどんは熊谷産小麦100パーセント。市内「タカヒロフーズ」から仕入れる小麦の風味がしっかりした「熊谷うどん」に、旨味の効いたダシたっぷりのつけ汁を合わせ、薬味のネギには「深谷ねぎ」を使う。「ゆでたてを食べてもらいたい」との思いから、できる限り注文を受けてからゆでて提る。
ほうじ茶わらび餅セットは、妻沼のほうじ茶専門店「焦がし屋 武一」のほうじ茶と、ほうじ茶を練り込んだ「わらび餅」のセット。メニュー開発を担当する「Peaceful Table」の高橋良輔さんは「じっくりと深く焙煎された香り高い武一さんの『ほうじ茶』に合わせて、生地にほうじ茶を練り込んだわらび餅を用意した。ほうじ茶の香りは強すぎないよう弱すぎないように試行錯誤し食感にもこだわった。わらび餅マニアの方にもご満足頂ける逸品に仕上がっている」と話す。
伊与久さんは「市内では昔、自宅でうどんを作って食べる文化があったが、最近は少なくなり、うどん打ち体験の参加者も初心者がほとんど。小麦の産地として本州一の収穫力を誇る熊谷自慢のうどんを自分で打って味わってほしい」と呼び掛ける。「熊谷の魅力を少しでも多くの方に知ってもらう活動を進めていきたい」とも。
営業時間は11時~16時。熊谷うどんランチBOXは提供時間11時30分~15時。熊谷うどん打ち体験は予約制。木曜・日曜・祝日定休。