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熊谷の和菓子店「かんだ和彩」が「桜おこわ」販売へ 桃の節句で

店主の神田武治さんとスタッフ

店主の神田武治さんとスタッフ

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 熊谷の菓子店「かんだ和彩」(熊谷市鎌倉町2、TEL 048-514-9214)が現在、ひな祭りにちなんだ季節限定商品「桜おこわ」を販売している。

店内にはイートインスペースも用意

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 京都で修業を積んだ店主の神田武治さんが地元の熊谷で2015年にオープンした同店。店内には炙(あぶ)り団子・絹練りわらび餅・どら焼きなどの和菓子をはじめ、見た目も美しい上生菓子、季節の和菓子、寒天ゼリーなどが並び、6席のイートインスペースも用意する。

 ひな祭りが近づくと登場する、「桜餅」「道明寺」「桜おこわ」など春の季節商品の一つ、「桜おこわ」は、もち米に桜の花を合わせてほんのり塩味を効かせた上品な俵型の商品。手土産やひな祭りの祝い、花見のお供にと予約があるという。「和菓子店のおこわは、お祝い事や季節の行事に頼まれれば承る程度だが、有り難いことに思いのほか注文をいただいている」と神田さん。「桜の花が散るころまでの限定販売商品。季節ならではの味を楽しんでいただければ」とも。

 国道17号線沿い八木橋百貨店の向かいに店を構え、「炙り団子」の大きなのれんが目印の同店。団子を目当てに初来店する客がほとんどというが、並んだ商品に目移りし店主との会話で好みを探して上生菓子を選ぶ客も多い。

 月ごとに一新する上生菓子は、季節の情景を思い浮かべながら絵を描くところから始まるという。神田さんによると、「絵も一緒に欲しい」との客からの声を受け、商品と一緒に絵を添えるようになったという。「京都の和菓子は抽象的な表現を好み、菓子そのものと菓子名が一対になって一つの世界を想像させる」と神田さん。「感じ方は人それぞれ、自由に感じてほしい」と話す。 

 営業時間は9時30分~18時。水曜定休。

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