熊谷・行田を放送エリアとするFMラジオ、コミュニティー放送局「FMクマガヤ」(熊谷市筑波、TEL 048-501-8639)が4月3日、周波数は87.6メガヘルツで開局する。
放送時間は7時~22時。地域イベントや店舗情報や町の話題を発信、協賛店を回りコラボ企画も予定。今年2月には熊谷市と防災協定を締結しており、市の要請に基づき注意や避難情報も放送する。
15時間の生放送を担うのは23人のパーソナリティー。整体師や飲食店経営者、役者や鍼灸(しんきゅう)師、地域活動家など個性あふれるメンバーが集まった。プロのアナウンサーではなく「この町で暮らす身近な人」が発信する旬の情報にこだわり、熊谷・行田地域を盛り上げたい人を採用し、昨年末からボイストレーニングなど準備を進めてきた。
同局のコンセプトは「今を伝え、心をつなぐ」。今この町で起きていることを町に暮らすパーソナリティーが、リアルタイムで町の人に伝える。局長の高井昭博さんは「ラジオを聴いた方が情報を得て『知らなかった、行ってみよう』と出掛けるきっかけになったり、ご近所同士でラジオの話から地域の話に発展したりする。町中で人の動きが生まれるといい」と期待を込める。「番組内容もそれぞれの個性を生かして進め、企画を準備するのもパーソナリティー自身」とも。
同局では現在、協力加盟店と、加盟店で割引特典が受けられるカード会員を募集している。4月にはフリーペーパー「cluBクマガヤmagazine」も発行。同局のあるJR熊谷駅ビル・アズ熊谷6階スタジオや、協力加盟店で配布する。