コーヒー店の店主が撮った「コーヒーのある日常」を集めた写真展「シャッターでとめてロマンティック」が9月28日、熊谷駅ビル「アズ熊谷」6階「クマガヤプレイス」(熊谷市筑波)で始まった。企画はBARZ(バーズ)。
店主の目線で見たコーヒーのある日常の風景を自由に撮った写真作品を紹介する同展。町の喫茶店として名の知れた店や今年オープンしたばかりの店、全国展開の大手チェーン店など熊谷市内に店を構える18店が参加する。作品数はおよそ50点。
「コーヒーを軸にしたアートイベント」を企画依頼したのはクマガヤプレイスの梅澤春樹さん。毎月開いているイベント「プレイスマーケット」の一環として、9月28日にクマガヤプレイスで「KUMAGAYA ART FESTIVAL」をテーマに書籍販売や雑貨販売、スタンプ作り、茶道体験などのワークショップも行う。写真展を記念して一日限りの「ミュージアムカフェ」もオープンし、DJブースやアートガラスギャラリーも展開する。
作品の題材は店内の風景や人物、コーヒーそのものを撮ったものなどさまざま。梅澤さんは「店ごとにカラーがあって予想以上に面白い作品が集まった。それぞれのコーヒー店らしさが写真に表れている」と話す。「現在熊谷市内には多くのコーヒー店がありそれぞれに個性がある。今回30店以上に声を掛けた。写真展をきっかけに店を知り、コーヒーや写真について店の人とお客さんとで話がはずめば。熊谷のコーヒーカルチャーをさらに広げていきたい」と意気込む。
同展を企画したBARZさんは「どこのコーヒーがおいしいなど好みは案外自分自身で固定してしまっていることがある。写真展を通じて、写真を撮った人の入れるコーヒーを想像しながら店を訪れるのもいいのでは。写真を見れば店主の人柄やどんな気持ちでコーヒーを入れているのかが伝わってくるはず。食文化と視覚の融合を楽しんでほしい」と来場を呼び掛ける。
開催時間は10時~21時。日曜は10時~19時。写真展は10月14日まで。