熊谷の八木橋百貨店(熊谷市仲町)地下階段でギャラリー(TEL 048-523-1111)で現在、熊谷市美術家協会絵画部による作品展が開かれている。
同会は、熊谷市美術展の受賞者で構成される会員が集まり、各部門輪番で奇数月ごとに展開する。絵画部は昨年1月の初開催から今回で8回目。
会場は同百貨店の階段ギャラリー。買い物客が休憩できるようにとソファが配置されているコーナーだ。同協会会員11人が描いた油絵が並ぶ。モチーフは、熊谷桜をはじめとする地元の風景を中心に、人物、静物など。力強いタッチのものや色彩の優しいものまでさまざま。
同会を取りまとめる内田清一さんは「絵画を発表する場として、柔らかな照明の当たり具合や階段を上がり下りしながら徐々に絵が見えてくるところがいい」と話す。「会員たちが表現する熊谷ならではの風景や地元の雰囲気を見てほしい」と来場を呼び掛ける。
人物画を描いた村山好作さんは「もともと描くことが好きで、これまで数え切れないくらい描いてきた。新築祝いや開店祝いなど人にプレゼントするのもいいが、百貨店という市民が集まる場所でたくさんの人に観てもらえることがうれしい」と話す。「自分の絵が飾られた場所に出掛ける楽しみもある」とも。
開催時間は10時~19時。入場無料。今月30日まで。