ふかや市商工会が4月8日、深谷市内の飲食店や地元食材、手作りマスク販売などの情報をまとめたウェブサイト「魅力あるデリバリー・テイクアウト・ふかや食材・物品」を開設した。
深谷市内では「深谷商店街連合会」もテークアウト情報の発信を始めた
サイトを作成したのは同商工会職員の上杉徹さん。新型コロナウイルスの影響で市内の飲食店や販売店など利用者が激減しているのを目の当たりにした。外出自粛で感染防止に努めることも大切だが、デリバリーやテークアウト商品の提供を始めた事業所があると知り、何かできないかと、急きょウェブサイトを立ち上げた。
サイト内には「配達」「お持ち帰り」「おいしい食材」「ふかやのイイもの」のカテゴリーに分けて、店名、住所、連絡先、営業時間、定休日、配達地域、画像入りでメニュー名と価格を表示するほか、周辺地図や商品何個から配達が可能なのか、事前注文が必要かなどの情報も掲載する。
「地域のお店応援宣言」のページには「コロナに負けるな!!地域のお店応援します!」との大見出しと共に、新型コロナウイルス感染拡大で市内の食品関連企業がイベント中止や来店客減少といった需要の急減による売り上げの低迷、過剰在庫などの影響が出ていると伝える。
サイトでは宅配やテークアウトの情報に加え、地元野菜や同市ならではの商品など販売店の情報を掲載する。「昔からあるガーゼマスク」(200円)や「立体型マスク」(350円)など手作りマスクを販売する「布工房よそほ衣」は「ふかやのイイもの」カテゴリーにある。
上杉さんは4月1日ころから各店の情報を調べたり確認したりしながらサイトを作り始め、8日にフェイスブックやツイッターなどSNSで情報を公開。会員事業所や市民を中心に拡散され新たな情報も寄せられているという。上杉さんは「公開してまだ日も浅いが、サイトを見て来てくれたお客さまがいると、掲載店から早速反響があった。サイトを通じて引き続き事業所を紹介しながら、今後は市役所や商工会議所と連携し深谷市全体で支援していく」と話す。