熊谷の子ども食堂「熊谷なないろ食堂」(熊谷市石原)が8月23日、夏祭りを開催する。
新型コロナウイルスの感染防止に努めながら週3日「子ども食堂」を運営する「熊谷なないろ食堂」。以前は室内で食卓を囲み食事前後に手遊びや本の読み聞かせをするなど食堂を通じて交流する時間も設けていたが、現在はできる限り接触を避けるため、店前の大きな窓から弁当を受け渡す方法に変更。手指のアルコール消毒やマスク着用、連絡先を控えるなど対策を講じながら毎回約120食を提供している。
コロナ禍でさまざまなイベントが中止になる中、「少しでも子どもたちに楽しみを」と野外で夏祭りを開催することにした。
当日は敷地内で唐揚げや焼きそば、かき氷、綿あめ、ポテトフライなどの屋台メニュー(以上100円~)やくじ引き、ヨーヨー釣り、お菓子つかみどりなどのゲーム(以上100円~)、ハーバリウム作り、バザーを予定。カレーや厚焼き卵サンドなど「ごはん屋なないろ食堂」のお試しメニュー(以上100円~)も提供。11時と15時に敷地内にある畑で野菜の苗付け体験、12時と14時にはスイカ割りも企画する。
野外にテントを張り休憩場所を設けるが、対面にならないよう椅子をはす向かいに配置するなど密にならないようにする。代表の山口純子さんは「状況によって感染防止のため変更する可能性もある。注意しながら子どもたちには夏祭りの楽しい雰囲気を感じてもらえたら」と笑顔を見せる。
山口さんは「悩み迷うことも多い活動だが、利用者の方から頂く言葉や子どもたちの笑顔に、お弁当を渡すこちらの方がパワーをもらっている。毎月たくさんの方々から頂く支援、寄付にも感謝したい」と話す。
開催時間は10時30分~17時。入場無料。