地域の価値を再考して余白を妄想し、企画を形にするワークショップ「熊谷 街・妄想・ワークショップ」が9月26日から、熊谷市の「シェアカフェ エイエイオー」(熊谷市本町)で行われる。
主催はまちづくり熊谷とコトラボ合同会社。リノベーションまちづくり事業として、普段見慣れた街を歩き、魅力や課題点を工夫やアイデアで環境を変えて「街の未来を想像する」社会実験。活動エリアは市街地を流れる星川周辺を設定。
9月26日から毎月1回行う連続公開講座。始めは「エリアの価値を再考してみよう」として、実際に街を歩き魅力や課題点、基礎情報を地図に書き込む。参加者が「こうなったらもっと良くなる」と思える未来を想像し、空き地や空き家、道路空間、水辺空間を使ってできることを妄想していく。どんな要素を加えれば楽しい街が生まれるかを考える「余白の妄想」、企画を実現させる「妄想を形に」と全4回で完結する予定。チームに分かれて企画を形にして実験的、一時的に環境をつくるまで行うのが特徴で、ある程度制約はあるものの参加者の考えや進める方向により活動は自由自在。
コーディネーターを務める4人の建築家ユニット「エイエイオー」の白田和裕さんは「気軽に街づくりに関わることができるワークショップ。熊谷在住でなくても誰でも参加できる。自分たちの街を自分たちで作ろうという取り組みを地域の人たちにも知ってもらえれば。子どもから大人まで学生や会社員、主婦の方など多世代の意見が欲しい」と参加を呼び掛ける。
白田さんは「例えば、道路にしちりんを置いてホルモン焼きをしてみたいとか、空き地でグランピングしたいとか、自分1人では実現不可能な妄想も、チームで採用されれば職人や専門家、ゲストを巻き込んで実現できるかもしれない。参加しようか悩んでいる方、どんなことをするのか聞いてみたい方は事前説明会に来てみてほしい」と話す。
事前説明会は9月12日13時~15時、「シェアカフェ エイエイオー」で開く。参加希望者は申し込みフォームまたはフェイスブックで申し込む。
講座は9月26日、10月24日、11月28日、12月19日の全4回。参加無料。