熊谷市、妻沼聖天山境内や縁結び商店街周辺で4月22日・23日、「熊谷妻沼手づくり市」が開催される。主催は妻沼まちづくり工房。
19回目を迎える同イベント。プロ・アマにかかわらず200組以上が参加し、それぞれの作品や商品を展示販売する。来場者数は2日間で約2万人に上る。出展作品は陶器やガラス、布、革、木工、アクセサリー、花、洋服などさまざま、一部ブースでは飲食の販売も行う。県内のみならず県外から参加する出展者、来場者もある。
発起人の高柳紀子さんが市内菓子店の店内ギャラリーに集まった作家たちに「手作り品をみんな一緒に展示販売したいね」と声を掛けたことをきっかけに始まった同市。2回目を妻沼聖天山の境内で開催した際、途中雨が降り出しテントもなくて困っていたところ、「うちの軒下を使ったらいいよ」と商店街の店や一般の人から声を掛けてもらい、雨をしのぐことができたという。
高齢化が進みつつあった商店街の人たちから「人が出ると町が明るくなっていい」「久しぶりに町中を歩いたよ」「妻沼ってこんなにすてきな町だったんだね」と好評の声が上がり、以来妻沼聖天山境内や縁結び商店街の店舗、住宅の空き地、裏路地などを借りて開催が続いている。
高柳さんは「この妻沼には縁結びの神様がいる。出展者とお客さまだけでなく町の人や商店街を『手づくり市』というご縁を通して結んでくれている」と話す。「毎回、聖天様や地域の皆さまのご厚意でスペースをお借りでき本当にありがたい」とも。
当日はゆるキャラ「えんむちゃん」も登場、商工会による創業支援相談ブースも予定する。
開催時間は9時~15時30分。入場無料。雨天決行。