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熊谷聖パウロ教会でチャペルコンサート 国登録有形文化財の建物レクチャーも

写真を拡大熊谷聖パウロ教会でチャペルコンサート 国登録有形文化財の建物レクチャーも

 日本聖公会熊谷聖パウロ教会(熊谷市宮町)で4月12日、復活節に合わせチャペルコンサート「歌とオルガンのひととき」が行われた。 熊谷聖パウロ教会の建築をレクチャーする山下さん 全文を読む  イタリアで活躍する音楽家、順子・グレイさん、ジェームズ・グレイさん夫妻が同教会を訪れた際、ジェームズさんの故郷であるイギリスの教会に似ていることやイギリス国教会を継ぐ聖公会であることから「この場所で音楽をささげたい」と司祭へ相談したことがきっかけで実現した。
 
 「イギリスにいるようだ」と話すジェームズさん。建物や装飾も似ているが、建設当時のイギリス国教会が「教会」や「信仰」だけでなく、地域の人々が思いを寄せる場所として「心」を広めようとしていたこと、この教会に入ればイギリスが感じられることなどを話した。

 開演前に八戸功司祭から言葉があった後、ジェームズさんのオルガン伴奏に合わせて順子さん、平井久仁子さん、林百香さんが歌をささげた。曲目はモーツァルトの「めでたし、まことの御体よ」やフォーレの「慈悲深いイエスよ」など復活節にちなんだ全16曲。

 コンサート終了後には同市教育委員会の山下祐樹さんが建物について講座を開いた。「熊谷聖パウロ教会の建築」と題して、建設された当時のイギリス国教会に共感する同市の人々の活動や設計者を紹介、和瓦に葺(ふ)き替えられた屋根以外は当初のまま残っていることや、上質なレンガが使われていて『熊谷空襲』を免れることができたことなどを説明。1919(大正8)年に建てられ現在も礼拝が行われていることに触れ、山下さんは「教会に関わる人々が寄付などで支えながら受け継いできたということ。素晴らしく価値がある」と話した。

 山下さんは「ステンドグラスが輝き豪華な教会もあるが、ここはガラスもシンプルで当時のまま。日の光が柔らかく差し込む温和な信仰の場所だとわかる」と話した。「国登録有形文化財として登録されている建物だが、町の中にあってもあまり知られていない。今後も文化財を地域の人々とつなげるような活動を行い、より多くの人に知ってもらいたい」とも。

 八戸司祭は「日中は一般開放しており、誰でも自由に見学に来たり祈りをささげたりできる。地域の方々に癒やしを与えられる場でありたい」と話した。

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