食べる 見る・遊ぶ 学ぶ・知る

深谷・七ツ梅酒造跡で「漬物・酒BAR」 日本酒と料理のペアリングを提案

マルツ食品の鶴田健次社長(左)と、丸山酒造の丸山和崇社長

マルツ食品の鶴田健次社長(左)と、丸山酒造の丸山和崇社長

  • 4

  •  

 日本酒と漬物を使った料理を提案する飲食イベント「漬物・酒BAR」が9月14日、七ツ梅酒造跡(深谷市深谷町)で開催される。

漬物アレンジメニュー例。左上から時計回りに、「しゃくし菜とじゃこのだし巻き卵 漬物入り海鮮松前漬けを添えて」「奈良漬ラムレーズン」「ウフマヨ 生ハムと梨のピクルス」「いぶりがっこチーズケーキ」

[広告]

 2012(平成24)年に始まった「漬物・酒BAR」シリーズの同イベント。関東有数の漬物の産地として知られる深谷市岡部地区で漬物店を営む「マルツ食品」(深谷市岡部)と、深谷銘醸会所属の酒造会社「丸山酒造」(横瀬)、「滝澤酒造」(田所町)、「藤橋藤三郎商店」(仲町)が中心となり、毎回異なるテーマでこれまで20回以上開催してきた。

 今回のテーマは「深谷の夜を醸す。」。会場の七ツ梅酒造跡地一帯に飲食ブースを設けて、レトロな雰囲気の中で料理と日本酒を提供する。酒蔵の外壁を使って古い映画を投影するほか、東蔵ホールでフルート、二胡、ハンドパンの生演奏、出店者によるトークイベント「醸すヒト語り」を行う。

 マルツ食品の鶴田健次社長は「夕暮れから日暮れまで、のんびりリラックスしながら夏の夜を楽しんでもらいたい。蔵元や出店者のトークも酒のつまみになるのでは」と来場を呼びかける。

 今回初となる試みは、漬物を使った料理と日本酒のペアリング。深谷市内の飲食店「Cafe&Dining PORTO」(人見)、「TAIKEIDO NEO Garden Cafe」(仲町)、「INASUN TABLE」(稲荷町)、「臺灣莊うるふーど」「二兎三兎」「フクフルカフェ」「50 COFFEE & ROASTERY」(以上深谷町)が出店し、各店が考えた漬物アレンジメニューに合わせて、酒蔵が日本酒を提案。丸山酒造は、漬物「万能で生姜(しょうが)」を使った「茄子(なす)の揚げ浸し」に合わせて、純米吟醸「織星」を提案。滝澤酒造は、漬物「梨のピクルス」を使った「ウフマヨ 生ハムと梨のピクルス」に合わせて「菊泉ひとすじロゼ」を、藤橋藤三郎商店は、漬物「がんこおやじのならづけ」を使った「奈良漬ラムレーズン」に合わせて、純米大吟醸「栄一翁」を提案するなど、漬物と料理、日本酒の新たな可能性を感じてもらうという。

 漬物アレンジ料理は10種類、全品一律500円。日本酒は1杯(90ミリリットル)250円~1,000円。その他のフード・ドリンクは300円~。

 「暑さがまだ残る夏の夜を涼んで、おいしい食事とお酒で気持ちよく過ごしてもらえたらうれしい」と鶴田さん。丸山酒造の丸山和崇社長は「造り酒屋跡である七ツ梅酒造の雰囲気の中で、一夜限りの企画を楽しんでいただければ」と話す。

 開催時間は16時~21時。入場料は、前売り=1,000円、当日=1,500円。前売り予約チケットは「深谷テラスパーク」のウェブページから申し込みフォームで受け付け、当日会場でチケットを引き渡す。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース