深谷市が現在、「Go To ふかやキャンペーン」を行っている。

　「ふかや花園プレミアム・アウトレット」「深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム」「深谷テラスパーク」の3施設で合計1万円以上の買い物をした人に、抽選で深谷市の地域通貨1万negiを進呈する同キャンペーン。

　「深谷市地域通貨ネギー」は、スマートフォンを利用してキャッシュレス決済ができる同市発行の地域通貨。通貨の単位は特産の「深谷ねぎ」にちなみ「negi（ネギー）」で、1negi＝1円に換算する。

　深谷市出身の実業家・渋沢栄一翁が肖像として使われている新1万円札の発行を記念した企画の一環。市ではこれまでも地域通貨ネギーを活用したキャンペーンを行っており、第3弾となる今回は、買い物に現金やクレジットカードなど地域通貨ネギー以外の支払い方法も対象。各対象期間内の複数レシート、各施設のレシートを合算できる。参加者は、対象3施設で合計1万円以上の買い物をしてレシートを「深谷テラスパーク」へ持参。アプリ版地域通貨ネギーの会員コードを提示してエントリーする。

　キャンペーン期間は3期に分け、抽選の対象期間を設ける。第1回は9月1日～30日、第2回は10月1日～31日、第3回は11月1日～30日。各開催月の翌月中旬に抽選を行いポイント（negi）を付与する。当選者数は、各回333人～334人で計1000人。予算は1,000万円。

　ポイントで付与することで、地域通貨ネギーを深谷市内で使ってもらう狙い。深谷市役所産業振興部産業ブランド推進室の馬場司斗さんは「市民だけでなく市外の方にも花園インターチェンジを拠点とする店舗の利用で抽選に参加してもらい、当選した地域通貨ネギーを市内全域で利用していただければ」と呼びかける。地域通貨係長の吉田雅之さんは「市内では新1万円札の発行記念商品や特別サービスを企画しており、キャンペーンサイトで公開している。新1万円札発行で盛り上がる深谷市を巡ってもらいたい」と話す。