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熊谷のさくらめいと「月のホール」で室内楽コンサート 楽器・楽曲紹介交え

室内楽コンサートを企画した新井さん。個人レッスンや部活動指導などの傍ら、子どもから大人まで幅広い世代、さまざまな環境に身を置く人たちへ演奏を届ける「アウトリーチ活動」も行っている

室内楽コンサートを企画した新井さん。個人レッスンや部活動指導などの傍ら、子どもから大人まで幅広い世代、さまざまな環境に身を置く人たちへ演奏を届ける「アウトリーチ活動」も行っている

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 フルート、ビオラ、ハープ奏者による室内楽コンサート「フランス音楽で楽しむアンサンブルの魅力」が10月12日、熊谷文化創造館さくらめいと「月のホール」(熊谷市拾六間)で行われる。

(左から)ハープの平尾祐紀子さん、フルートの新井志歩さん、ビオラの去川聖奈さん

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 「熊谷と近隣地域の皆さんへ、気軽に楽器や音楽作品に触れる機会を」と熊谷市出身のフルート奏者、新井志歩さんが「室内楽コンサートvol.1」として企画した同イベント。当日は、フルートの新井さん、ビオラの去川聖奈さん、ハープの平尾祐紀子さんが、フランス音楽を演奏し、作品や楽器紹介を交えながらアンサンブルの魅力を伝える。

 演目は、ビゼーの「アルルの女よりメヌエット」、フォーレの「シシリエンヌ」、ゴセックの「ガヴォット」をはじめ、3楽章からなるドビュッシーの「フルート、ビオラ、ハープのためのソナタ」など。誰もが一度は耳にしたことがある有名曲から珍しいアンサンブル曲まで幅広く予定する。

 新井さんは「今回はあえてクラシック曲でそろえた。室内楽が初めてという人にも楽しんでいただけるよう、前半は1曲当たり3~4分の短めの曲にしている」と話す。曲の合間にはハープの音の出し方紹介などそれぞれの楽器の音色や奏法を体験できる企画も用意する。「後半はアンサンブルの響きや作品の世界観に浸ってもらえる内容になっている。アンサンブルは、音で対話をしながら場面ごとの感情を表現して演奏するのが魅力。音色や雰囲気、臨場感を楽しんでもらえれば」とも。

 以前から、「いつもの場所で特別な音楽体験を」をテーマに、教育機関や福祉施設など、子どもから大人まで幅広い世代、さまざまな環境に身を置く人たちへ質の高い芸術体験を提供する「アウトリーチコンサート」を行っている新井さん。「就学前の子どもに『クラシック音楽は難しいのでは』と心配する人もいるが、子どもたちは皆、純粋に音に対する好奇心や感受性を持っていて毎回感心する。気軽に楽器や音楽に親しむ時間を届けていきたい」と意気込む。

 15時開場、15時30分開演。チケット料金は、一般=2,000円。子ども・学生=1,000円。予約は、さくらめいとチケットカウンター窓口と、申し込みフォームで受け付ける。

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