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地元野菜使う「ふかやさいジュース」発売へ 第1弾は「とうもろこし」「ネギ」

とうもろこしジュースを紹介する馬場さん(中央)とPRメンバー

とうもろこしジュースを紹介する馬場さん(中央)とPRメンバー

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 深谷市の馬場ファミリー農園が11月9日・10日に開催される深谷市産業祭で、地元野菜を使った「ふかやさいジュースシリーズ」の新商品「とうもろこしジュース」「ネギコーク」を販売する。

クラフトコーラ「ねぎコーク」

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 「とうもろこしジュース」は、深谷産のトウモロコシ「味来」を使う清涼飲料水。1本当たり約100グラムのトウモロコシを使い、県内毛呂山産のユズと合わせることで、ユズの爽やかさとトウモロコシの甘み、風味を生かしたという。商品を企画した同農園の馬場三恵さんは「甘過ぎず、真夏でも飲みやすい味わいに仕上げている。トロっとしているので、飲む前に軽く振ってほしい」と話す。

 「ネギコーク」は深谷の特産品である「深谷ねぎ」を使った炭酸飲料。ネギの風味を生かしつつ、コーラの色合いをカラメルで再現しているという。ネギを加熱処理することで香りを抽出した。馬場さんは「見た目にインパクトがある。意外性で深谷ねぎの魅力を新しい形で伝えたい」と話す。

 「ふかやさいジュースシリーズ」は、「飲んでもおいしい『ふかやさい』」をテーマに掲げて、地元の農産物を新しい形で消費者に提供する試み。馬場さんは「シリーズ第1弾。今後も深谷の野菜を使ったジュースシリーズを展開していく。商品ラベルを手がけたのは、地元のクリエイター・GONSYさん。シリーズ化を見据えた統一感のあるデザインが気に入っている」と話す。

 産業祭実行委員会の関係者は「地元農産物を使った商品開発は、深谷市の農業の未来を切り開く」と期待を寄せる。両商品とも少量生産のため、産業祭での販売後の一般流通は未定。馬場ファミリー農園は「消費者の反応を見ながら、今後の展開を検討していきたい」としている。

 深谷市産業祭は毎年多くの来場者でにぎわう市内最大級のイベント。地元の農産物や特産品の販売、各種イベントなどが行われ、地域の魅力を発信する場となっている。今年も「ふかやさいジュースシリーズ」をはじめ、多くの地元企業や団体が出展を予定しており、地域経済の活性化につながることが期待されている。

 価格は、「とうもろこしジュース」=1本180ミリリットル250円、「ねぎコーク」=1本200ミリリットル350円。

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