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熊谷の洋食店「エッグプラント」が30周年 記憶に残る味

「食材を大切に使い、食品ロスが出ないようにしている」と話す吉田裕一さん

「食材を大切に使い、食品ロスが出ないようにしている」と話す吉田裕一さん

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 熊谷の洋食店「エッグプラント」(熊谷市本町、TEL 048-527-0964)が10月25日、オープンから30周年を迎えた。

「洋風おせち」(要予約、写真は2024年分)

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 熊谷出身の店主・吉田裕一さんが深谷市や都内の洋食店などで経験を積み、1994(平成6)年、赤城町に開いた同店。その後筑波への移転を経て2017(平成29)年、かねて出店したかったという現在の場所に移転した。開業当時からの常連客が今も通っているという。店舗面積は30坪。席数はカウンター=5席、テーブル=21席。

 メニューは、「ふわふわオムライス」(960円)、「洋食屋のカレー」「ナポリタン」(以上750円)、「ハンバーグステーキ」(1,100円)、「あつあつオニオングラタンスープ」(1,020円)、「きまぐれピラフ」(930円)のほか、季節限定で「香箱蟹(かに)の姿蒸し」(1,400円~)なども用意する。クリスマスには「クリスマスケーキ」(5,800円~)、年末年始に「洋風おせち」(3万円)などテイクアウトメニューの予約を受け付ける。

 吉田さんは「お客さまにおいしいと言ってもらえるように日々研究を重ねている。カレーは子どもの時に食べた町中華『立精軒』の黄色いカレーが忘れられず、味を思い出しながら試作を重ね、今のポークカレーができた。ベーコンは作るのが大変だが、仕入れるのではなく自家製にこだわり、デミグラスソースは丸1日かけて丁寧に仕込んでいる」と話す。

 「小学生の頃、友人にチャーハンを作ったら『おいしい』と喜んでくれたのがうれしくて、この道を志した。その友人が来てくれてピラフを食べ、その時のチャーハンを思い出して涙を流していた。自分の作った料理が食べた人の記憶に残っていると思うとうれしかった」と吉田さん。「友人や地元のお客さまに支えられて30年。気軽に来て、ゆっくり食べてほしい」と笑顔を見せる。

 営業時間は、11時30分~14時、18時~22時。月曜・火曜定休。

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