
WEリーグ 第13節が3月8日、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場(熊谷市上川上)で行われ、ちふれASエルフェン埼玉(以下AS埼玉)はマイナビ仙台に4‐0で勝利した。入場者数は692人。
リーグ後半2戦目でホーム開幕戦。AS埼玉は前半14分、木許和心選手がダイレクトでゴールを決めて先制すると2分後、コーナーキックからシュートを阻まれたボールを栃谷美羽選手が詰めてゴール。さらに佐久間未稀選手、樋口梨花選手が追加点を挙げ、4点リードで前半を折り返す。後半も相手にゴールを許さず無失点、4-0で勝利した。
試合後、樋口靖洋監督は「寒い中、本当に多くの皆さんからの応援に感謝したい。結果は非常に喜ばしく、守備もしっかり無失点で終えられた。ピッチに立つ選手だけではなく、全ての選手が良くやってくれたと思うし、チーム全員の力だと思う。粘り強く、執着心のあるのがチームの財産。シュート数は相手の方が多かったかもしれないが、粘り強さが勝った」と話した。ボールの保持率に改善点があるとした上で「どんな対戦相手でも自分たちのサッカーを見せられるように、良い準備をしていきたい」とも。
この日の試合では、選手と手を取り合いピッチに入場する「ランウェイキッズ」と、試合開始前にチームフラッグをピッチに運ぶ「フラッグベアラー」に、WEリーグを含む県内のスポーツチームを盛り上げる埼玉県のWEBアプリ「すぽったま!」が特別企画で募集した親子40人が参加。試合前にはピッチでウオーミングアップを見学した。アプリ登録やポイント取得の2次元コードをスマホで読み込むファンの姿も見られた。県スポーツ振興課の黒羽隆裕主査は「埼玉県のスポーツチームの観戦・応援に便利なWEBアプリ。スポーツで地域を盛り上げたい」と話す。
次のホームゲームは3月16日開催。アルビレックス新潟レディースと対戦する。