
ミニ企画展「秩父鉄道と立正大学~地域活性化に向けた取り組み~」が現在、立正大学熊谷キャンパス内博物館(熊谷市万吉、TEL 048-536-6150)で開催されている。
大学開校150周年記念で運行したSLのヘッドマーク(文書館蔵)
同大は、秩父鉄道と2017(平成22)年5月に産学連携協定を締結。2022年には開校150周年記念のヘッドマークを付けたSLを運行した。2024年にも新紙幣発行記念のSL号で地理学科の山田淳一准教授が車内放送講演を行った。秩父鉄道開業125周年と連携で主に活動してきた同大地理学科開設100周年を記念した同企画展では、秩父鉄道の歴史を振り返りるとともに、同学科が行ってきた地域を活性化する取り組みを紹介する。
1階の展示室には、秩父鉄道所蔵の「デハ107号」前照灯や「ED381」ナンバープレート、乗車券に日付を印字する「ダッチングマシーン(1960年製)」、車両の点検や修理に使った「小形検査灯(1982年製)」などがずらり。同博物館所蔵の版画「従東京上野至武州熊ヶ谷蒸気機関車往復繁栄之図(歌川重清画1889年)」や山田准教授のコレクションも展示する。2階展示室では、「普通電車(7500系)」の顔出しパネルを初公開。フォトスポットにしている。土曜・日曜・祝日には「なりきり駅員さんの日」を行っている。子どもが対象で同鉄道の制服・制帽を貸し出す。
3月22日には、山田准教授の講演会「秩父鉄道と立正大学-地域活性化に向けた取り組み-」(事前申込不要)を行う。同大事務課長の草川文博さんは「鉄道好きな子どもや地域の皆さんに来場してもらえれば」と話す。
4月7日まで。
同博物館の開館時間は平日=10時~16時。土曜・日曜・祝日は15時まで。月曜・火曜休館(3月31日と4月1日・7日は開館)。入場無料。