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行田でシェアサイクル 「ワイルドナイツ」限定色の電動アシストで

左から埼玉パナソニックワイルドナイツの長田智希選手、ゴトーの後藤素彦社長、行田邦子行田市長。行田は以前から「観光レンタサイクル事業」を行っており、選択肢を増やして市内の周遊率アップを狙う

左から埼玉パナソニックワイルドナイツの長田智希選手、ゴトーの後藤素彦社長、行田邦子行田市長。行田は以前から「観光レンタサイクル事業」を行っており、選択肢を増やして市内の周遊率アップを狙う

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 熊谷市内で「ゴトー」(熊谷市村岡)が展開している電動アシスト自転車を使ったシェアサイクルサービス「ワイルドナイツサイクルシェアリング」が3月26日、行田市と連携し行田市内11カ所に「サイクルポート」を拡大した。

チームを代表してセレモニーに参加した埼玉ワイルドナイツの長田選手

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 各地に設置した「サイクルポート」(専用の駐輪場所)間を24時間、どこでも自由に利用できる同サービス。利用料金は10分88円、月額6,000円。スマートフォンの専用アプリ「ecobike」を使い、1アカウントにつき自転車1台の利用が可能。アプリ上でサイクルポートの場所や現在ある自転車台数を確認でき、その場で自転車に設置されているQRコードを読み取ることで解錠、利用できる。利用中、駐車する場合は手動で鍵をかけ、アプリで解錠する仕組み。乗り終わったら任意のサイクルポートに駐輪して返却、利用終了となる。アプリで事前にクレジットカード決済の登録が必要。

 行田市内に拡大したポートは「忍城バスターミナル観光案内所」「観光物産館ぶらっと♪ぎょうだ」「JR行田駅前観光案内所」「はにわの館」「行田市郷土博物館(忍城)」「行田市教育文化センターみらい」「行田市総合体育館」「行田市古代蓮の里」「南河原支所」「総合福祉会館やすらぎの里」「ものつくり大学」の11カ所。現在熊谷市内のポートは28カ所。行田で借りて熊谷で返却することもできる。

 2021年、ラグビー「埼玉パナソニックワイルドナイツ」が太田から熊谷へ拠点を移したことをきっかけに、駅からラグビー場まで約4キロの移動手段の一つとして始まったシェアサイクル。地元企業のゴトーがパナソニック電動アシストサイクル専門店と連携し、ラグビー場や陸上競技場のある熊谷スポーツ文化公園へ気軽に足を運んでもらえるように拠点を作り、スポーツで熊谷市内を盛り上げようとサイクルシェアリングを軸にカフェや自転車販売などサービスを提供している。後藤素彦社長は「運用から3年半。アプリ登録者数は1万1000人まで増え、多い日は約400人の利用がある」と話す。

 昨年末、行田邦子行田市長から「行田でもシェアサイクルを」との声を受けて、行政区を飛び越え、行田市内へサイクルポートを拡大。行田市長は「通勤通学、市民がマイカーに代わる移動手段として、また観光にも便利だと思う。ラグビーを観戦しに行田から行くことも考えられる。市内外から来る人の流れに期待し、隣市同士地域を盛り上げていけたら」と期待を寄せる。

 自転車はパナソニック社製の電動アシスト自転車「グリッター」をワイルドナイツブルーの限定色で50台増やし、既設分と合わせて200台稼動する。20インチで3段変速付き、フル充電で最大約60時間走行できる。サドルの高さは71.5センチ~87センチ、乗車適応の目安は身長139センチ~。

 サイクルシェアリングは24時間営業。各サイクルポートにより利用開始可能時間、返却可能時間が異なる。

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