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埼玉ワイルドナイツ9連勝で首位キープ、堀江選手から呼びかけも

プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれたワイルドナイツの小山大輝選手

プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれたワイルドナイツの小山大輝選手

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 ジャパンラグビー・リーグワン ディビジョン1 第9節が3月9日、熊谷ラグビー場(熊谷市上川上)で行われ、埼玉パナソニックワイルドナイツ(以下、埼玉WK)が東芝ブレイブルーパス東京(以下、BL東京)に36-24で勝利した。観客数は1万3389人。

全勝対決となった大一番。一瞬も見逃せないプレーが続いた

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 今季リーグ開幕から8連勝、無敗同士の対決となった天王山。ワイルドナイツは開始直後に隙を突かれ先取トライを許すも、すぐに切り替えラクラン・ボーシェー選手がトライ。松田力也選手がペナルティーゴールで確実に点を重ね19-10で折り返す。風下の後半、長田智希選手、山沢京平選手がトライしてリードを広げる。その後も我慢強く攻防を続け、終盤1トライ差まで迫られたが、終了間際にマーク・アボット選手がトライを奪い36-24で勝利した。

 試合後、坂手淳史キャプテンは「風が強い中でもたくさんのファンの前でいいゲームができて良かった。この試合を含めホームゲームも残り3戦。熊谷で戦える特別な試合だった」と振り返った。松田力也選手は「勝ててうれしい。今年はなんとしても王座奪還を目指しているので、一戦一戦(勝利を)積み重ねたい。最後は全員で笑う」と力を込めた。

 今季限りでの現役引退を発表した堀江翔太選手は来場者に「(両チームの)ファンの皆さんが試合会場に足を運んでくれることは、プレーする選手のモチベーションになる。選手たちは常に観客の皆さんに楽しんでもらえるような試合をしたいと思っている。スタジアムで試合観戦を楽しんでほしい」と呼びかけた。

 「駅から一番遠いラグビー場」と言われる熊谷ラグビー場。バス待ちの長い列や駐車場の収容台数など熊谷ラグビー場へのアクセス問題についてたびたび話題になっている。埼玉パナソニックワイルドナイツは以前からチケットの販売状況に応じて各所へ要請。駐車場の開門時間を早めたり、試合終了後にイベントを企画したりしている。シェアサイクルやシャトルバスもフル稼働。この日も、市内で路線バスを運営する朝日自動車グループは、臨時シャトルバスを増便し、グループ会社を含む22台が往路80便、復路70便のピストン輸送を行った。

 市は駅までの約4キロを徒歩で帰る恒例イベント「スクマム!クマガヤ ウォーク」を開催し、市スポーツタウン推進課によると約1800人がラグビーロードを歩いた。菓子店「梅林堂」ラグビーロード店前では、生サブレ「やわらかゴールドプレーン」を約1500枚配布し、急きょ応援に駆け付けた埼玉WK今シーズン新加入のシュモック・オライオン選手、谷口宜顕選手、タニエラ・ヴェア選手が立ち寄るファンへ手渡した。

 次回のホストゲームは4月6日、熊谷ラグビー場で三菱重工相模原ダイナボアーズと対戦する。

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