
「行田春まつり 2025」が4月5日、行田市の水城公園周辺で行われる。
徳川家康の命日を弔う行事をきっかけに、明治初期に始まったとされる祭り。会場では、マルシェイベント「ぬまのほとりであいましょう(ぬまほと)」と、市民活動団体の活動発表会「市民活動フェア」も同時開催する。
公園通りには、たこ焼き、焼きそばなどの屋台が約50店出店するほか、ステージイベントとして、「忍城おもてなし甲冑隊」演舞、行田市出身のシンガー・ソングライター、潮崎ひろのコンサート、行田で30年以上続くダンススクール「GYPSY」によるキッズダンス、よさこい演舞「忍藩鳴子會・響」などを行う。成田長親も来場する。
水城公園内で行う「ぬまほと」には約60店が出店し、ハンドメード小物やアクセサリー、木工品などを販売する。野原のぼさんによる「サムライ道場(チャンバラエクササイズ)」など親子で参加できるワークショップのほか、サンドイッチ、ライスバーガー、串焼き、クレープ、焼き菓子、オリジナルドリンクなどの飲食販売も行う。西アフリカの民族楽器「ジャンベ」でお祝いのリズムを演奏する「古墳ジャンベ隊&friends」など8団体がステージ発表も行う。
「コミュニティーセンターみずしろ」で行われる「市民活動フェア」には市民活動約30団体が参加。「スマイル3B体操行田」の体験会など3団体の活動発表や「行田にほんご教室」のオープン教室、活動紹介のパネル展示、市民活動交流会を行うほか、作品販売やゼリーフライ、豚汁、唐揚げ、チーズハットク、コーヒーなどの飲食販売も行う。「縁日ひろば」では、射的、輪投げ、型抜きなどを用意する。
市民活動フェア実行委員長の大谷誠さんは「縁日ひろばは初の試み。お祭りムードを楽しんでほしい。市民活動交流会では、多くの人にさまざまな市民活動があることを知ってもらい、親睦も深められたら。行田を盛り上げていきたい」と意気込む。
行田春まつり実行委員の野本翔平さんは「今回の『ぬまほと』出店者は半分以上が行田市民。地域で自分が何をやりたいかを考えている人が多く参加する。地域で長く続いてきた祭りを通して、楽しみつつ、この町で自分が何をやり、何ができるか、まちづくりを考える機会になれば」と話す。
開催時間は10時~16時。