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生ドーナツ専門店が熊谷に3店舗目、早くも行列店に 新ジャンル目指す

開始から約1時間で売り切れることも。最新情報はインスタグラムで発信している。箱詰めは6個~8個に対応

開始から約1時間で売り切れることも。最新情報はインスタグラムで発信している。箱詰めは6個~8個に対応

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 生ドーナツテイクアウト専門店「Raw Donut(ロードーナツ)」熊谷店(熊谷市箱田)が県道34号線沿いにオープンして、6月3日で1カ月がたつ。

ひとつひとつ手作り

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 「都内で見かけた生ドーナツが地元にもあれば」と独自開発し、2024年7月に館林で出店した店主の松島圭祐さん。館林に続き伊勢崎店を手がけた後、熊谷へ出店した。「見た目のかわいさと今までにない新しい食感、生クリームなどで、従来のドーナツとは一線を画した新ジャンルのドーナツとして認知してもらえれば」と意気込む。

 レギュラーメニューは「プレーン」(259円)、「カスタード」(388円)、「ショコラ」「フランボワーズ」「抹茶」「ティラミス」(以上421円)の6種類。季節限定商品や日替わり商品、「シェフの気まぐれドーナツ」も登場する。「見た目や梱包(こんぽう)にも注意を払い、一つ一つ手作業で仕上げるため、どうしてもお待たせしてしまうが、開けた瞬間のかわいさにこだわりたい」と話す。

 商品開発には約3カ月を要したという。松島さんは「卵は使わず、もちもちふわふわの食感やしっとりした生地が特徴。生地もクリームも全て手作りで、市販のクリームは使わない。抹茶やカスタードなど素材ごとに、甘さ控えめで生地と素材の風味のバランスを徹底的に追究した」と話す。

 製造は毎朝、館林本店で行い、出来たてを熊谷店まで運んでいる。発酵や揚げ方にも独自の工夫があるのが特徴。松島さんは「前日に生地を仕込み、長時間発酵するので2日がかり。当日朝に高温短時間で揚げ、急冷してからクリームを詰める工程で、独自の食感を実現している」と説明する。

 オープン以来、開店1時間以上前から行列ができる人気ぶり。「ありがたいことに、もっと作れないかという声を頂いているが、生産量に限界がある。現在、熊谷店には200個を供給する体制だが、手作業の工程が多いため増産は難しい」と話す。「今後も新しいスイーツジャンルとして地域に根付くことを目指し、情報発信や商品開発に力を入れていく」とも。

 営業時間は12時30分~18時(売り切れ次第終了)。月曜定休。

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